2021-01-01から1年間の記事一覧

Keeley / Luna Overdrive レビュー

過去モディファイブランドの雄として一世を風靡していたKeeleyですが、最近は自社製品も充実してきてペダルメーカーとしても定番になっている感じがします。 このLuna OverdriveはオペアンプとJFETを使用した歪みペダルであること以外は情報が少ないです。 …

Lovepedal / SUPERLEAD レビュー

COT50やAMP11など、生々しく特徴を捉えた歪み系で有名なアメリカのブティックメーカー。 数々の名機を生み出していますが、細かなバリエーション違いや中身同じでモデル名が違うものがあることでも知られており、 このSUPERLEADも同メーカーのREDHEADという…

catalinbread / KARMA SUTURE (silicon)レビュー

アメリカ、オレゴン州のペダルメーカー。 ブティック系のメーカーですが、 何気に10年以上続いていて定番化してるモデルも多いです。 このKARMA SUTURE(KamaSutraではない)は どうやらInterfax Harmonic Percolatorを参考に作られたモデルらしく、コントロー…

xotic / BB preamp MB レビューと比較

カスタムショップ名義で00年代末にリリース MBはミッドブーストの頭文字で、通常のBB preampにミドルを追加した形になります。 コントロールはボリューム、ゲイン、トレブル、ベース、ミッドブーストで、ミドル以外の操作感はスタンダードモデルと同じ。 基…

guyatone / MD-2 vs MD-3 レビュー

グヤトーンのエフェクターときいて思い浮かぶ形は人それぞれあると思いますが このマイクロシリーズはモデル数と(主に価格や手軽さ、サイズ感などの)人気の面で グヤトーンの代表的なシリーズといっても差し支えないほどのシェアを誇っていました。 その中で…

empress / germ drive レビュー

カナダのハイクオリティペダルメーカー 最近だとボタンがさくらんぼ餅みたいに敷き詰められてるzoiaが人気を集めていました。 デジタルが得意そうなメーカーですが、今回のgerm driveはフルアナログのオーバードライブです。 germって何だろ…germanium? 基本…

MJM Guitar FX / LONDON FUZZ (germanium) レビュー

カナダはケベック州のブランド。 TSクローンのblues devil / phantomや各種ファズで有名。個人的に好きなブランドで、トーンベンダーmk3クローンのBRIT BENDER 3knobを収録で使ったりしています。 今回のLONDONFUZZはFUZZ FACEのクローンでノブや仕様も普通…

Fender / BLENDER CUSTOM(reissue) レビュー

FENDER BLENDERはあのギターで定番の フェンダーが1968年頃にリリースしたアッパーオクターブファズ。 2006年あたりにFENDER BLENDER CUSTOMとして復刻、今回レビューするのはその復刻版です。 コントロールはボリューム、サステイン、トーン、ブレンドと エ…

RESONANT ELECTRONIC DESIGN / Manifold Drive レビュー

2010年台初頭にアメリカで創業 日本では露出が少なく、かなり少々ミステリアスな雰囲気が漂うブランド。 今ブティック界隈で人気を集めているChase BlissのBrothesという歪みを共同開発したのもこのメーカーです。 Manifoldとは多種多様な〜という意味があり…

CMATMODS / Signa Drive レビュー

アメリカ テネシー州のブランド。 元々はモディファイを中心に行なっており、00年台後期あたりからオリジナルペダルが主力になったよう。 ブラウンサウンドを再現したBrownieが特に評価が高いですが、このSigna Driveも製作者自ら最高傑作と称するほど完成度…

TRIAL / WIDE PREAMP レビュー

高品質バッファやポケットなTSでお馴染み 日本のブティックブランドTRIALからプリアンプ。 色と名前からBOSS FA-1みたいなクリーンなプリアンプの派生系かと思いましたがちがいました。 簡単に表現するとBD-2とRATを足して2で割りつつ、アンプライクなニュア…

BLACKOUT EFFECTOR / FIX'D FUZZ レビュー

2008年にカナダのバンクーバーで発足したブランドの多機能ファズ。 ブランドは健在の様で、他の機種がサウンドハウスで注文できます。 コントロールの表記が独特で、 ブースター(bloom)、2種のファズ(fuzz1.2)、トーンコントローラ(shade)を搭載しており、 …

VOODOO LAB / OVERDRIVE レビュー

VOODOO LABの初期モデル。 前回レビューしたSPARKLE DRIVEとの関係性についてよく話題になっているのを見かけますが、 SPARKLEはTS808ベースなのに対し、本機は DODの250 overdrive preampの初期型(色からグレーボックスと呼ばれる)を元にしているそうです。…

VOX / V847 WAH-WAH(No"CE" vs REV.2)

ここに2台のVOXワウがあります。 モデル名はV847、現在はV847Aというアダプタ対応のモデルがありますが、 これはその前の電池オンリーのモデル。 ぱっと見の違いはないですが、時期でバージョンが違い、 右はCEマークなしの95年以前の仕様、 REV.2と最下部に…

Ibanez / TS9DX Turbo Tube Screamer レビュー

TS9に+(PLUS)、HOT、TURBOの3モードを追加したモデル。 オペアンプはTA75558P 基板及び電池蓋にMAXONの刻印があるため 1STリイシューと同じ時期の Ibanez企画、MAXON製造の時代と思われます。 実際今回の個体のノーマルTS9モードは1STリイシューに 似ていて…

VOODOO LAB / SPARKLE DRIVE レビュー

プロユースなパワーサプライでお馴染みVOODOO LABから 簡単に言うとクリーンをブレンドできるTS-808系のODで、クリーンブレンド機能としてはmaxonのOD-820に似てますが、 ドライブとクリーンを独立して操作できる点では SPARKLE DRIVEに軍配が上がります。 …

MXR / phase90 (94年製)レビュー

今回はジムダンロップ買収後初期仕様のphase90 翌年くらいからジャックが基板直付けになったりますが、回路の仕様変更があったかは不明。 また機会があれば比べたいですね。 00年代後期のphase90を所持していたので、 その記憶を元にレビューすると、 新しい…

Ex-pro / 30VOLT OVERDRIVE vs 9VOLT OVERDRIVE

日本の高信頼ケーブルや電源、ワイヤレスで有名なEx-proのオーバードライブ2種を比較 30VOLT OVERDRIVE Ex-pro初の歪みペダルだそう。30ボルトもの高電圧駆動と激しいブースト音量によりクリーンなアンプもフルドライブできるとか。 真ん中にあるsoft wild…

YAMAHA / DI-03 HARDIST

ヤマハPSEシリーズのディストーション。 ハードなディストーションだからHARDIST...? 名前からするとメタル系ディストーションだと思われがちですが実はかなりしっかりとしたマフ系で、単体で使えそうなまとまり感や歪みの密度からMAXONのD&Sと質感が似てい…

xotic / BB preamp レビュー

シリアルが消えているため初期型から後期型か不明。 シリアル以外で見分けられる方法ご存知の方いたら教えてください… RC booster 、AC boosterの兄弟機としてリリースされ、 当時ペダル好きなギタリストはどれか一台は持ってるくらい人気ブティックペダルと…

MAXON / DS830 Distortion Master レビュー

MAXONのディストーションはD&S2やSD-9 が代表的ですが、このDS830はそれらの系譜には無い歪みです。 コントロールはゲイン、ベース、トレブル、レベルの2バンドEQで、ゲインは完全なクリーンからハードロックまでいける十分な歪み量まで幅広く、どの位置でも…

AKAI / HEADRUSH E-1 レビュー

AKAIの多機能ディレイandルーパー 基本原音に忠実なデジタルディレイですが、 ハイカットコントロール、タップテンポ対応、 最大4出力、使いやすいルーパー機能…などなど、 かなり使い勝手が良く、かつ拡張性も高いディレイです。 デジタルディレイモードと…

コンプ弾き比べ大会

先日、MAXONのCompressorをレビューした際 tsunoworks( http://tsunoworks.blog.fc2.com/ )さんより、MAXONのCompandorを所持されていると連絡いただいたため、急遽お借りして弾き比べをしてみることに。 しかもおまけで80年頃のヴィンテージMXR dynacompも…

ELECTRO FAUSTUS / GUITAR DISRUPTER V.2 レビュー

ELECTRO FAUSTUSは通常のエフェクター筐体に入れたドラムパッドや光センサーで操るテルミン、その他オシレーター等、エフェクターというよりノイズマシンやミニシンセの設計を得意とするメーカーで、このGUITAR DISRUPTERもギターの音を壊し、倍音まみれに再…

electro-harmonix / OPERATION OVERLORD ALLIED OVERDRIVE レビュー

エレハモのFETを使用したステレオプリアンプ・オーバードライブギターだけでなくベース、キーボード、その他音が出る物であれば全ての機器に使える フレキシブルかつオールマイティな歪みです。 コントロールはBASS MID TREBLEの3EQで、恐らくBASS12時、M…

MAXON / Compressor レビュー

国産のヴィンテージコンプレッサー。 写真左が70年代のLED・アダプター端子無しのモデルで、右が80年代のLED・アダプター端子搭載のモデル。 このモデルには型番が存在せず、キャラメルスイッチ仕様になって初めてCP-101という型番が付与されますが、その頃…

ひとくちレビューその1

記事にできていなかったペダルをまとめてレビュー Flickinger Tone Boxes / Germanium Griffin Fuzz Boost 一言で言えば1ノブのファズフェイス系ですが 音は本家の倍くらいデカいので、アンプを十分にプッシュすることができる。 ゲルマらしい暖かさみと飽和…

Marshall / EH-1 ECHOHEAD レビュー

ブリティッシュアンプの代名詞、天下のマーシャルが2000年代後期にリリースした多機能デジタルディレイ。 このシリーズはノブが鏡面反射してどこを指しているのかわかりにくく、しかも指示線のマーキングが剥がれやすい欠点があるので、 上からシールなど貼…

Durham Electronics / Zia Drive レビュー

Ziaはニューメキシコに住むインディアン、ジア部族から。筐体デザインの模様もその部族の太陽のシンボルだそう。 簡単に言うとローゲインのトランスペアレント系ODですが、歪みの少なさとコンプ感の無さが特徴的です。 ハイ〜プレゼンスが煌びやかに出ており…

Jim Dunlop / JH-1FW JIMI HENDRIX WAH FUZZ レビュー

80年代後期からJIMI HENDRIX SYSTEMというシリーズ名でファズやワウをリリースしてきました。 本機はワウとファズが一体になったワウファズで、プレミアこそついていないですが妙にレアです。 通常のワウペダル部分の他に、筐体横にファズのゲインノブ、ファ…