xotic / BB preamp MB レビューと比較

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カスタムショップ名義で00年代末にリリース

MBはミッドブーストの頭文字で、通常のBB preampにミドルを追加した形になります。

 

コントロールはボリューム、ゲイン、トレブル、ベース、ミッドブーストで、ミドル以外の操作感はスタンダードモデルと同じ。

基本の音は非常にナチュラルでオーバードライブ然としていながらトレブルの位置が良いのかちゃんとエッジも出せるちょうど良い塩梅。

うっすらとディストーションっぽい歪みのニュアンスも感じますが、コードの分離と原音感が常によく存在するのでオーバードライブな印象です。

 

肝心のミッドブーストですが、すでに割とミドルが出ているのに更にミドル盛るの?!と思っていたらTS的な800hz周辺のミドルではなく、1800hzを中心にしたハイミッドくらいのブーストのようで、あげればあげるほどカリッとandジャキジャキしていきます。

ちょうどmax手前までミドルを上げた時の音がRATのクランチ設定をもう少しOD寄りに寄せた音の雰囲気になり鋭いです。

実質3eqで調整はしやすいですが、特にベースのEQ幅が広いので注意が必要

ただでさえ音が良かったBB preに現代的な音作りのためのコントロールが追加された完全体とも言えるモデルです。

ハム、シングル、プレイスタイル問わずおすすめ。もっておいて損はないです。

 

ノーマルのBB preampと比べると基本の音は同じで使い心地も似ていますが、ノーマルの方が気持ちローミッドが厚め。というか、MBはよりジャキッとした方向に微調整されている印象。ノーマルの初期型はコンプレッション強めらしいですが、僕が所持しているのは後期のためそれ以外の差はなく、ミッドブースト最小〜10時くらいでほぼ同じと言って差し支えないです。

ローミッドの感じは個人差あるとおもいますが

とりあえず調整幅広く撮りたいorRATっぽいカリッとしたニュアンスも欲しい人はMBをお勧めします