2023-01-01から1年間の記事一覧

JAM PEDALS / RATTLERレビューとRATとの比較

ギリシャのハンドメイドブランド。 目を惹く大胆なペイントが特徴のメーカーで 本機はビンテージのRATのフルクローンではなく若干改良を加えたモデルだそう。 コントロールはレベル、トーン、ゲインで トーンの効きはオリジナルのRATと違って右に回すとハイ…

Guyatone / トレモロペダル弾き比べ VT2, VT3, VT-X比較

90年代のグヤトーンからトレモロ3機種比較。グヤトーンはマイクロシリーズ以前には(おそらく)トレモロをリリースしておらず、なぜ90年代に入って大量に出したのかは不明…なにやらこの時期ビンテージギターのブームが起きたようですがそれに追従してよりクラ…

electro-harmonix / Hot Wax レビュー

2017年発売。 同社のディストーション、Hot Tubes nano と オーバードライブのCrayonを合体させた2in1モデルとのことですが、いろいろと仕様が違います。後述 コントロールはHot(Hot tubes側)のレベルとドライブ、 Wax(Crayon)側のレベルとドライブ 共通のベ…

VOODOO LAB / BOSS TONE レビューと比較

[ VOODOO LABの初期モデル。2ノブモデルは大きなノブが特徴的。 BOSS TONEはその名の通り1967年に発売されたJordan Bosstoneのクローン。 噂によると名前の問題でJordanではなくBOSSに怒られたらしく(真偽不明 名称変更の際にノブを増やしてSUPER FUZZとして…

Earth Quaker Devices / Ledges レビューと使い方

2023年発売 新作です。 ”Tri-Dimensional Reverberation Machine”と表記がるように 3つのモードが搭載されたシンプルなリバーブ 3モードといっても何かシマーのような特殊な音色があるわけではなく、 ROOM、HALL、PLATEのスタンダードなモードが用意されて…

DOD / FX80B Compressor Sustainer レビュー

DODのコンプ。赤橙色にグレーの印字がクールですね。 元は同シリーズ内 FX80という2ノブのモデルがあり、本機はそこにATTACKノブを追加した改良型になります。 後期型は大胆にもATTACKノブがRELEASEノブに変更されており、印字通りの効果ならコンプとしてほ…

Wren and Cuff / EYE SEE '78 FULL-SIZED SP レビュー

ファズフェイスやマフなどのクローンで定評のあるレナンドカフから、78年オペアンプバージョンBIGMUFFのクローン。 もともとEYE SEE Piとして2015年に大きめのサイズで発売、その後だいたいMXRくらいのサイズまでダウンサイズ。EYE SEE '78に名称変更され、 …

BEHRINGER / PH9 PHASER レビュー

ベリンガーのフェイザー。スピード調整の1ノブのみで海外の掲示板漁るとMXRのPhase90のコピーモデルらしい。 筐体は金属製、ノブはベリンガーによくある基盤に直付けされた樹脂ポットに差し込むタイプで、普通の筐体に固定されるタイプのノブと比べて軸がグ…

TBCFX / Chicken Head Fuzz レビュー

2011年ごろ発売。国産メーカーのラムズヘッドクローンです。 マフ系なのにネット上の情報が少なすぎるためレビュー。 赤いチキンヘッドノブが特徴的です。 筆者は本物のラムズヘッド未経験、ヴィンテージはオペアンプ後の第3期ディスクリート(トーンバイパス…

Retro Channel / The FUZZ レビュー

Lance Keltnerと言うギタリストが温度や環境に音が左右されないトーンベンダーmk2が欲しい!ということで開発したペダルのようです。 トーンベンダーmk2はゲルマニウムトランジスタを使った設計で、環境による音の変化が激しくゲルマニウムのファズフェイス…

DOD(digitech),GAMMA / グランジ祭り

友人のつの氏( https://twitter.com/midorinotsuno ) (POS本などでご存じの方は多いと思います) からなんと各種グランジをお借りできる機会があったのでレビュー 以下記録用にざっくりと書いていきます ■グランジとは? アメリカのペダルメーカーDODがグラン…

Tech21 / BOOST R.V.B レビュー

SansampシリーズでおなじみTECH21からリバーブエフェクター 現在バージョン3となりモジュレーションとエフェクトOFF時のトレイルが 追加されました。つまりこのバージョン1にはトレイルなし。 筐体カラーが変わったバージョン2からトレイルスイッチが搭載さ…

WAY HUGE / Swollen Pickle (90年代オリジナル)レビュー

WAY HUGEは90年代に展開していたブランドで、prescription electronicsやfulltone等と 同じくブティックペダルの先駆けといっても良い歴史あるメーカー。 ビルダーのJeorge TrippsがJimDunlop開発責任者になったことによって2008年にブランド復活、リイシュ…

VOCU / MAGIC TONE ROOM レビュー

外部スイッチやフラッシュループが可能なMAGIC SWITCHING & LOOP や小型のパワーサプライ、ブレンダーなどのボードを組む上で便利な機材が有名な国産メーカー、VOCUのエンハンサー&カットフィルター コントロールはそれぞれ低域と高域の周波数とレベル HE(ハ…

A.Y.A TOKYO JAPAN / Super Atomic Distortion (SAD) レビュー

名前通り日本のペダルブランド 評判の良い機種も多く、特にR-COMP、BM-FUZZ、Drivestaなどはプロアマ問わず使用を見かける印象。 今回のSuper Atomic Distortion (以下SAD)は 2014年リリースのメーカーとしては一番新しいモデルのようです。 コントロールはD…

mooer / REPEATER digital delay レビュー

中国のペダルメーカー。このサイズのペダルを大量かつ低価格でリリースし、 ミニサイズペダルを世に知らしめました。 コピーモデルが多かった印象ですが、最近はコンパクトなアンプシミュレーターやヘッドアンプ、低価格で高機能なマルチなどかなり手広く展…

Crazy Tube Circuits / time レビュー

ギリシャのメーカーのディレイ パラレルルーティング設計で原音とエフェクト音を別々で処理して 最後にミキサー回路に通して出力するようです 原音はエフェクト音を通過しないらしいのですが、TCなどでよくある アナログドライスルーとはまた違った仕様なん…

voodoo lab / SUPER FUZZ レビュー

voodoo labからファズペダル。 よく言われていますがこのモデルはshin-eiスーパーファズ系のオクターブファズではなく、 Jhodan Bosstone系らしいです。 Bosstoneはオリジナルもクローンも弾いたことないので似ているかどうかは割愛。 コントロールは VOLUME…

electro-harmonix, JHS PEDALS / LIZARD QUEEN octave/distortion レビュー

2023年発売の新作オクターブファズディストーション JHS発案で70年代に本当にありそうなエレハモのペダルのコンセプトから制作 その後エレハモとのコラボに発展→一般販売に至るという珍しい展開のモデル 回路。トランジスタは多そうですがシンプルに見えます…

MAXON / ST-9 Super Tube Screamer レビュー

エフェクター界の老舗MAXONから、名機TS-9/OD-9のバリエーションモデルとして発売。 シリアルから83年製。中身は艶ありの4558Dを2個搭載。 MAXONの中で「Tube Screamer」の名前を関しているのはこのST-9だけです。 ※Tube ScreamerはIbanezの商標でMAXONはOEM…

TECH21 / SANSAMP GT-2 レビューと比較

1989年に開発、1990年に発売されたSansAmp(いわゆるClassicと呼ばれているモデル)の後継機でより簡単に・一般的なGAIN、HIGH、LOW、VOLUMEノブで操作できるようになり、初代の8つのスイッチから目的別に分かれた3種類x3ポジションのスイッチに変わりました…

Carl Martin / DC DRIVE 旧筐体 レビュー

デンマークの老舗メーカー、カールマーチンから2スイッチ仕様のオーバードライブ。 よほど小さいボードに収めさせる気がない扇形の筐体が特徴的な初期型で、後期になるとスリムな長方形になり、さらに現行は大幅なモデルチェンジをして左側のブースト機能が…

Marshall / Drive Master (reissue) レビュー

ブリティッシュアンプの代名詞であり 老舗アンプメーカーのマーシャルから 90年代にリリースされたディストーションの リイシュー。 マーシャル創業60周年を記念した復刻ラインで 他にも評価の高いBlues Breaker、Shred Master、Guvnorが発売されています。 …

electro-harmonix / SLAP-BACK ECHOレビュー

エレハモの新製品。エクスプレッションスイッチに続いて2作目、エフェクターに於いてはエレハモ初のミニサイズペダルです。 ノブも筐体もエレハモ独自のものを採用しているっぽくて、特に筐体は反射が強くエッジも立っていてシャープなかっこよさがあります…

Human Gear / PASSIONATTO レビュー

謎多き国産メーカーHuman Gearのオーバードライブ/ディストーション コントロールはVOL、DIST、TONE DISTは公式ページの文章にある通り利きが逆回しで、 右に回し切ると一番歪みが浅い状態、左に戻していくと歪みが増えていきます。 歪みの利き方が結構独特…

MXR / DOUBLE SHOT DISTORTION リイシューvsオリジナル

前回記事にしたMXRのDOUBLESHOT DISTORTION これは記事にも書いた通り2016年ごろに日本限定でリイシューされたもので オリジナルは2008年に生産終了。 違いがあるのか気になったため、オリジナルも買ってみました。 コントロールやスイッチの仕様はすべて同…

MXR / DOUBLE SHOT DISTORTION レビュー

MXRの2チャンネルハイゲインディストーション 何年か前に投げ売りされていたのを思い出しますがどうやら2008年には生産終了していたようで、おそらく今回レビューする個体は 2016年以降に日本限定でリイシューされたモデルらしいです。 コントロールは OUTPU…

TECH21 / TRI-O.D. レビュー

コンパクト型アンプシミュレーター老舗、TECH21から歪み兼アンプシミュレーター。 見た目や機能はそれっぽいのに Sansampシリーズには属していないっぽいです。なんで? フェンダー系コンボアンプをシミュレートしたTWEED メサブギーを全体的にシミュレート…

FORTIN AMPLIFICATION / fuzz ))) レビュー

2008年創業のハイゲインアンプメーカーから ミニサイズのファズペダル。 コントロールはボリュームとゲイン、真ん中のツマミはgirthと言って低域を操作する役割のようです。 音は単純に音太めのファズディストーション。 なんとなくビッグマフ系かと思ってい…

electro-harmonix / Stereo ELECTRIC MISTRESS

エレハモからXOシリーズとしてリリースされたフランジャー フランジャーとコーラスをそれぞれブレンドできるようになっていることと アナログではなくデジタル設計ということから、 オリジナルのDELUXE ELECTRIC MISTRESSと本機は同じフランジャーではありま…