voodoo lab / SUPER FUZZ レビュー

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voodoo labからファズペダル。

よく言われていますがこのモデルはshin-eiスーパーファズ系のオクターブファズではなく、

Jhodan Bosstone系らしいです。

Bosstoneはオリジナルもクローンも弾いたことないので似ているかどうかは割愛。

コントロール

VOLUME、RESONACE、TONE、ATTACK

歪み量はATTACKで調整。

輪郭を保てるくらいのミドルゲインな感じで暴れず扱いやすいタイプです。

歪みの質は基本粘りがありファズ的、クリーミーかと言われるとそうでなく、それなりに高音もでて、ガサガサガラガラしたサウンド

コードのまとまり方はディストーションっぽくもありますが、多分歪み量がそこまで多くないことから来る印象かも。

ベルクロ系の音ではなく、あくまで扱いやすいファズです。

ファズフェイスのようにインピーダンスのミスマッチで音を作っているようで、バッファの後に繋ぐと音が変化、かなりハイ寄りの硬い音になるのでバッファや他の歪みの前に繋ぐことをおすすめします。

ボリュームの追従性はそこそこ。クリーンになるまで歪みは落ちないですが、コントロールできる範囲。

 

RESONACEは低域を増やすつまみでおそらく最小がデフォルトのような挙動。

最大にすると箱鳴りのような迫力が出て良い感じです。このコントロールがあるのでバッファ後でもいい感じに設定できるかも…と思ったんですが、低域が増えるだけで高域はマスクされないので暴れすぎて難しかったです。

 

TONEは普通のハイカットではなく、12時を基準に

TSででるくらいのミドルを増減します。

これが結構便利で、最小にするとマフのようなミッドスクープ感、最大で若干ワウの半止めのような鼻つまみなミドルのある

マーシャルなどのドンシャリなアンプに最適なファズブースターのようになるため

RESONACEつまみと組み合わせると

使える幅がかなり広いです。

ブースターとして使用する場合ファズ感も追加されるのでチョーキングに力強さと色気がでて良いですね。

 

仕様上、高域の調整が難しいのでシングルコイルの場合はギター側のトーンを上手く使ってやる必要があります。

 

以上。思ったより各つまみの機能性がありライブにも収録にも活躍できそうなファズでおすすめ。

RATのブースターとして使うのが個人的に好きでした。