Devi Ever / Hyperion レビューと Soda Meiser との違い

ノイジーでローファイなファズペダルを多数リリースしているdevi everの中でも特に「ビッグマフキラー」として名高い初期の名機。 devieverの各種モデルはデザインやコントロール仕様・販売元等が時期によって結構変わっていて、音も微妙に違う感じがするの…

Guyatone / VTm5 Veri Trem レビューとVT-Xとの比較

グヤトーンのMighty Microシリーズのトレモロこのシリーズは今までのMicroシリーズのモデルをブラッシュアップした ような機種が多く、トレモロも90年代から続くVTシリーズの系譜にあるように 思います。 コントロールは全体の音量を操作するVOLUME、トレモ…

MAXON / OD820 レビューと初期・現行の比較

OD-820は日本の老舗エフェクトペダルメーカーMAXONが 1999年にリリースしたオーバードライブ。 ドライブノブをクリーンミックスと同軸のコントロールにしたり、 電源昇圧をおこなっていたりなどでKlonのCentaurインスパイヤ系のペダル ですが、発売当時は特…

Menatone / Ms, Foxy Brown レビュー

1996年から続くブティック系ペダルの老舗 Red SnapperやKing Of Britainsなど オーバードライブ~アンプライクなディストーションあたりで評価が高いモデルが多い印象。 今回のMs, Foxy Brownは Menatone Ms Foxy Brownは、シンプルなVol/Toneコントロールの…

TECH21 / Boost D.L.A レビュー

サンズアンプシリーズでお馴染みのTECH21からテープエコーモデリングのデジタルディレイ この見た目の前にフットスイッチが一つだけの初期仕様がありますが、Boost D.L.AがTECH21初のディレイペダルだったみたいです。 現行は見た目が白ベースのフルカラープ…

Montreux / Knebworth ii レビュー

Montreux × CMATMODSタッグのマーシャル系ディストーション「Knebworth」の マイナーチェンジモデル。無印のレビューは過去の記事で書いているのでそちらを ご参照ください。 nota-p.hatenablog.com コントロールは 無印からの大きい仕様の変更は ・ブースト…

Westminster Effects / WE-EXG Exegete レビュー

丸い筐体で有名なBixonxcのExpandoraのクローンモデル nota-p.hatenablog.com 当ブログでもオリジナルのレビューをしたことがありますね。 コントロールはVOLUME TONE GAINとExpandoraオリジナルの内部に搭載 されているDipスイッチが表に出たような感じで、…

Idea Sound Product / IDEA-DSX Ver.1 レビュー

日本は東京のハンドメイドペダルメーカー 黒筐体に色のついたスイッチハットとスイッチ周りのリングがLEDになっている 現行のシリーズの方が有名だとおもいますが、こちらはハンドメイド感あふれる無塗装のver.1 現行バージョンとの違いは不明のため、このバ…

JPTR FX / WARLOW FUZZ レビューと比較

ドイツの新興メーカー。JPTRでジュピターと読むらしい。 モノトーンで無骨な見た目がドイツの厳しい寒さを感じて好きなデザインです。 コントロールはボリューム、トーン、サステイン、トーンフィルタースイッチ 見た目やコントロールから分かる通り、マフ系…

Tone Freak Effects / ABUNAI レビュー

2007年創業 カリフォルニアのブティックペダルメーカーのオーバードライブ「ABUNAI」はビルダーのペットの名前らしい。インパクトがあるネーミング 現行品は「ABUNAI2」ですが、どう違うかは不明。 廉価版でほぼ変わりないという話から無印のが太いという話…

JAM PEDALS / RATTLERレビューとRATとの比較

ギリシャのハンドメイドブランド。 目を惹く大胆なペイントが特徴のメーカーで 本機はビンテージのRATのフルクローンではなく若干改良を加えたモデルだそう。 コントロールはレベル、トーン、ゲインで トーンの効きはオリジナルのRATと違って右に回すとハイ…

Guyatone / トレモロペダル弾き比べ VT2, VT3, VT-X比較

90年代のグヤトーンからトレモロ3機種比較。グヤトーンはマイクロシリーズ以前には(おそらく)トレモロをリリースしておらず、なぜ90年代に入って大量に出したのかは不明…なにやらこの時期ビンテージギターのブームが起きたようですがそれに追従してよりクラ…

electro-harmonix / Hot Wax レビュー

2017年発売。 同社のディストーション、Hot Tubes nano と オーバードライブのCrayonを合体させた2in1モデルとのことですが、いろいろと仕様が違います。後述 コントロールはHot(Hot tubes側)のレベルとドライブ、 Wax(Crayon)側のレベルとドライブ 共通のベ…

VOODOO LAB / BOSS TONE レビューと比較

[ VOODOO LABの初期モデル。2ノブモデルは大きなノブが特徴的。 BOSS TONEはその名の通り1967年に発売されたJordan Bosstoneのクローン。 噂によると名前の問題でJordanではなくBOSSに怒られたらしく(真偽不明 名称変更の際にノブを増やしてSUPER FUZZとして…

Earth Quaker Devices / Ledges レビューと使い方

2023年発売 新作です。 ”Tri-Dimensional Reverberation Machine”と表記がるように 3つのモードが搭載されたシンプルなリバーブ 3モードといっても何かシマーのような特殊な音色があるわけではなく、 ROOM、HALL、PLATEのスタンダードなモードが用意されて…

DOD / FX80B Compressor Sustainer レビュー

DODのコンプ。赤橙色にグレーの印字がクールですね。 元は同シリーズ内 FX80という2ノブのモデルがあり、本機はそこにATTACKノブを追加した改良型になります。 後期型は大胆にもATTACKノブがRELEASEノブに変更されており、印字通りの効果ならコンプとしてほ…

Wren and Cuff / EYE SEE '78 FULL-SIZED SP レビュー

ファズフェイスやマフなどのクローンで定評のあるレナンドカフから、78年オペアンプバージョンBIGMUFFのクローン。 もともとEYE SEE Piとして2015年に大きめのサイズで発売、その後だいたいMXRくらいのサイズまでダウンサイズ。EYE SEE '78に名称変更され、 …

BEHRINGER / PH9 PHASER レビュー

ベリンガーのフェイザー。スピード調整の1ノブのみで海外の掲示板漁るとMXRのPhase90のコピーモデルらしい。 筐体は金属製、ノブはベリンガーによくある基盤に直付けされた樹脂ポットに差し込むタイプで、普通の筐体に固定されるタイプのノブと比べて軸がグ…

TBCFX / Chicken Head Fuzz レビュー

2011年ごろ発売。国産メーカーのラムズヘッドクローンです。 マフ系なのにネット上の情報が少なすぎるためレビュー。 赤いチキンヘッドノブが特徴的です。 筆者は本物のラムズヘッド未経験、ヴィンテージはオペアンプ後の第3期ディスクリート(トーンバイパス…

Retro Channel / The FUZZ レビュー

Lance Keltnerと言うギタリストが温度や環境に音が左右されないトーンベンダーmk2が欲しい!ということで開発したペダルのようです。 トーンベンダーmk2はゲルマニウムトランジスタを使った設計で、環境による音の変化が激しくゲルマニウムのファズフェイス…

DOD(digitech),GAMMA / グランジ祭り

友人のつの氏( https://twitter.com/midorinotsuno ) (POS本などでご存じの方は多いと思います) からなんと各種グランジをお借りできる機会があったのでレビュー 以下記録用にざっくりと書いていきます ■グランジとは? アメリカのペダルメーカーDODがグラン…

Tech21 / BOOST R.V.B レビュー

SansampシリーズでおなじみTECH21からリバーブエフェクター 現在バージョン3となりモジュレーションとエフェクトOFF時のトレイルが 追加されました。つまりこのバージョン1にはトレイルなし。 筐体カラーが変わったバージョン2からトレイルスイッチが搭載さ…

WAY HUGE / Swollen Pickle (90年代オリジナル)レビュー

WAY HUGEは90年代に展開していたブランドで、prescription electronicsやfulltone等と 同じくブティックペダルの先駆けといっても良い歴史あるメーカー。 ビルダーのJeorge TrippsがJimDunlop開発責任者になったことによって2008年にブランド復活、リイシュ…

VOCU / MAGIC TONE ROOM レビュー

外部スイッチやフラッシュループが可能なMAGIC SWITCHING & LOOP や小型のパワーサプライ、ブレンダーなどのボードを組む上で便利な機材が有名な国産メーカー、VOCUのエンハンサー&カットフィルター コントロールはそれぞれ低域と高域の周波数とレベル HE(ハ…

A.Y.A TOKYO JAPAN / Super Atomic Distortion (SAD) レビュー

名前通り日本のペダルブランド 評判の良い機種も多く、特にR-COMP、BM-FUZZ、Drivestaなどはプロアマ問わず使用を見かける印象。 今回のSuper Atomic Distortion (以下SAD)は 2014年リリースのメーカーとしては一番新しいモデルのようです。 コントロールはD…

mooer / REPEATER digital delay レビュー

中国のペダルメーカー。このサイズのペダルを大量かつ低価格でリリースし、 ミニサイズペダルを世に知らしめました。 コピーモデルが多かった印象ですが、最近はコンパクトなアンプシミュレーターやヘッドアンプ、低価格で高機能なマルチなどかなり手広く展…

Crazy Tube Circuits / time レビュー

ギリシャのメーカーのディレイ パラレルルーティング設計で原音とエフェクト音を別々で処理して 最後にミキサー回路に通して出力するようです 原音はエフェクト音を通過しないらしいのですが、TCなどでよくある アナログドライスルーとはまた違った仕様なん…

voodoo lab / SUPER FUZZ レビュー

voodoo labからファズペダル。 よく言われていますがこのモデルはshin-eiスーパーファズ系のオクターブファズではなく、 Jhodan Bosstone系らしいです。 Bosstoneはオリジナルもクローンも弾いたことないので似ているかどうかは割愛。 コントロールは VOLUME…

electro-harmonix, JHS PEDALS / LIZARD QUEEN octave/distortion レビュー

2023年発売の新作オクターブファズディストーション JHS発案で70年代に本当にありそうなエレハモのペダルのコンセプトから制作 その後エレハモとのコラボに発展→一般販売に至るという珍しい展開のモデル 回路。トランジスタは多そうですがシンプルに見えます…

MAXON / ST-9 Super Tube Screamer レビュー

エフェクター界の老舗MAXONから、名機TS-9/OD-9のバリエーションモデルとして発売。 シリアルから83年製。中身は艶ありの4558Dを2個搭載。 MAXONの中で「Tube Screamer」の名前を関しているのはこのST-9だけです。 ※Tube ScreamerはIbanezの商標でMAXONはOEM…