Jim Dunlop / JH-2 Fuzz Face (Jimi Hendrix Series)レビュー

80年代にJim Dunlopから発売されたfuzz faceのリイシューモデル。 当時Jim DunlopはJimi Hendrixシリーズとしてジミ・ヘンドリックスのシグネイチャーシリーズを展開していたようで、 JH-1 wah = CryBaby(GCB-95)から全体的に重心を落としたワウ。 JH-2 fuzz…

sarapedals / SDS レビュー

※本記事はプロモーションを含みます 前回のBMT, SLCに引き続き、日本のペダルブランドsarapedals (https://x.com/sarapedals)よりペダルレビューのご依頼をいただきました。 トライアングルマフをフィーチャーしたファズ、BMTの記事はこちら nota-p.hatenabl…

Vizion / 3mode overdrive レビュー

00〜10年代頃?怪しげな眼のワンポイントグラフィックとシンプルなデザインが目を惹くブランド。当時国産の謎ブランドという印象だったんですが、調べてみると設計はVOCUが行っていたらしく、Vizionではこの3モードOD、VOCUでは同じく3モードのディストーシ…

DEATH BY AUDIO / OCTAVE CLANG V2

2024年3月ごろ発売 FUZZ WAR等のアンダーグラウンドで暴力的なサウンドで有名なアメリカ、ニューヨークのブランド。 OCTAVE CLANGは2000年代末頃に発売されていたオクターブファズらしく、今回のV2はそこからオクターブのON/OFFスイッチを追加した仕様。 覗…

Z.VEX / Box of Rock (Vexter vs Handpainted 比較)

90年代後期に現れてからハンドメイド・ハンドペイントエフェクターの鬼才としてブティックペダル界に君臨、FuzzFactoryや当機Box of Rockもはやブティックを越えてスタンダードになりましたが、コスト削減や流通量の増加でそのスタンダード化の決め手になっ…

GEORGE DENNIS / GD-130 Stereo Delay Reverb

90年代のチェコのブランド チューブアンプとかも作っていたようで(むしろアンプの方が有名?)、スイッチ部分が大きなゴムでできていたり、今回のモデルのようにワウやボリュームペダルと一体になったエフェクトが多数出ていたようです。 まだサイトはあるよ…

MAXON / D&S Ⅱ (OD-802)弾き比べ

MAXON D&SⅡ( D&S2, D&Sii)は、70年代に登場したディストーションで、同社のD&Sの後継機…というよりバリエーション的なモデルとして同時期に生産販売されていました。 D&Sはビッグマフインスパイアのファズディストーションですが、D&SⅡは回路的にMXR distort…

Wren and Cuff / FADE FONT レビュー(mid90s BUBBLE FONT, CIVIL WARとの比較)

ファズフェイスやマフなどのクローンで定評のあるレナンドカフから、90年代中期のロシアンマフのクローン。2023年に発売されたオペアンプマフクローンのEYE SEE'78 FULL-SIZED SPと同じラインのフルサイズシリーズ。 前回オリジナルのSwollen Pickleと同じく…

Small Gray Pedals / Europa レビュー

2017年くらいのガレージメーカーのペダルのようですがいまいち情報なし。pedal of the dayに該当機種のレビュー記事と動画があり、見た感じおそらく同じ個体。 www.pedal-of-the-day.com 記事内のメーカーサイトURLが失効しているためおそらくディスコンと思…

Devi Ever / OK レビュー

2000年代のノイズ・ローファイファズペダルの気鋭、DeviEverのゲートファズ。 コントロールはvolumeとcontrolいつものDevi Ever式、ボリュームは音量、controlは単純にゲインです。 ベルクロ系のブチブチ系ファズですが、controlが低い状態だと弱く弾いた場…

Earth Quaker Devices / Chelsea Low End Fuzz Driver レビュー

LCD SoundsystemのJames Murphyの所持するヴィンテージ3rdマフ(1989年楽器店で購入、トーンバイパス付きのディスクリートらしい)を再現したモデルらしく、一応ベース用ファズですが、いわゆる”バンドのベーシストのシグネイチャーモデル”ではありません。 …

RogerMayer / Spitfire レビュー

ジミヘンのサウンドエンジニアの作るペダルとしての名声だけではなく、Voodoo-1やVoodooBassといった定番機種やDI、プリアンプ等の高級スタジオ機材でも支持を得ていながら、いまいち使用感の情報が少ないブランドでもあります。 Spitfireも例外ではなく、多…

MAXON / OD-880 (ヴィンテージ) レビュー

※ヴィンテージペダルのため、パーツの劣化や個体差を含めたレビュー・比較記事です。同じものを所持していて音の印象が違うと思われた方はコメントを残していただけるとブログ記事の補足になりありがたいです。 70年代中後期に発売されたMAXONのオーバード…

sarapedals / SLC レビュー

※本記事はプロモーションを含みます 前回のBMTに引き続き、日本のペダルブランドsarapedals (https://x.com/sarapedals)よりペダルレビューのご依頼をいただきました。 トライアングルマフをフィーチャーしたファズ、BMTの記事はこちら nota-p.hatenablog.co…

lovepedal / COT 50 レビュー

COTはChurch of Toneの略だそう。00年~10年代初めあたりのブティックペダルブームを牽引していたのがlovepedalとこのCOT50及びその派生モデルの数々 COT50はどんなアンプでもノブ1つでプレキシ・マーシャルサウンドが得られるとの評判、 部品点数の少なさ…

NUX LOOP CORE Stereoを購入検討されている方へのメモ

今回はレビューというよりも簡易的なメモご購入される際の検討にどうぞ 良い点 ・液晶ディスプレイは非常に見やすい ・操作マニュアル読めば基本的な操作は理解できるし直感的 ・PCに接続してループを外部に保存できたり、PC上の音源をインポートできるので…

ARTEC / CLASSIC FUZZTOWN レビュー

韓国のアンプ、ピックアップ、ペダルブランド。このサイズの筐体はカスタムシリーズと呼ばれるラインで結構独創的なコントロールのモデルが多く、本機FUZZTOWNもかなり攻めた仕様で、2つのファズをブレンドできるというもの。 コントロールはWHITE FUZZとBLA…

Far East Electric / ISO FUZZ レビュー

大胆にも筐体に韓国のお椀を使ったパッコンギシリーズからファズ。本機は裏蓋から2007年ごろに作られたもので、Honda Sound WorksではなくFar East Electric名義のもの。 コントロールは左からドライブ、トーン、ボリュームと一般的なドライブペダルっぽいノ…

Hungry Robot Pedals / The Lumen レビュー

シンセサイザー用のモジュールもリリースしていたり守備範囲が広いブランドで、今回紹介するThe LumenもFETで組まれたオーバードライブ回路にシンセで使われることが多い ステートバリアブルフィルターを組み合わせたモデルのよう。 筐体の背が高く、humange…

Leqtique / Redemptionist レビュー

アルミ削りだしの専用筐体・精巧な組み込みに裏付けされた高級感のある音や、そのクオリティに関わらず手に取りやすい価格帯で一世を風靡し、今もなおペダル好きから注目を集める国産ペダルブランドのオーバードライブ/ディストーション このRedemptionistは…

ARTEC / SE-VTM Vintage Tremolo レビュー

韓国の機材メーカー、ピックアップ関係の製造からスタートし、2000年半ばにエフェクターを多数リリース。安く手に入りやすい価格帯と、当時需要が高まりつつもヴィンテージのものしかなかったアナログディレイがラインナップにあったことによりビギナーから…

Devi Ever / BIT レビュー

ノイジーでオルタナティブ、モダンともヴィンテージとも言い難い、いい意味でローファイな唯一無二のファズサウンドを得意とするDevi Everから初期の名機として名高いファズ。 devieverは筐体に紙のシールを貼るデザインが印象的ですが、特にこのBITは盾の左…

Umbrella Company / Mayonaise Fuzz レビュー

※本記事はプロモーションを含みます Old Blood Noise Endevors, chase bliss, 1981 Inventions, Beetronics等…気鋭の海外メーカーの輸入代理店として、また自社開発でオーディオ機器・ペダルブランドとしても注目を集めているUmbrella Company(https://umbre…

Stamps Amprification / Drive-O-Matic レビュー

1990年代半ばにアメリカで発売されたオーバードライブ/ディストーション フットスイッチでモードを切り替える方式の走りだったようで、 当時アーティスト使用も結構あったことから、90~00年代の初期ブティック系の 中ではちらほら名前を耳にすることがある…

このブログについて

▲▼エフェクターレビューとメモ▲▼ 基本的にハードオフや中古楽器店で買ったりしたエフェクターや機材をレビューします。生産が完了しているけど中古の常連になっていたり、投げ売りされてたりたまに中古で出てくるけど情報がなかったりするエフェクターに対し…

EL MUSICO LOCO / 74 OVERDRIVE レビュー

スペインのペダルブランド。情報が少ないですが、2012年の ナインボルトさんの記事に情報アリ 74 Overdriveは、ビルダーの友人がある日フリーマーケットで7ドルで購入したというオレンジ色のペダルから始まりました。そのペダルを修理したところ、とても美し…

Visual Sound / VV1 Volume Pedal レビュー

1995年創業のペダルブランド。日本だと海外の手軽なマスプロ系メーカーなイメージがありますが、当初はブティックペダルの走り的なブランドのひとつだったようです。 1spotアダプターや2in1のペダルや安い価格帯のgarage toneシリーズなど手広く展開し 現在…

sarapedals / BMT レビュー

※本記事はプロモーションを含みます 日本のペダルブランドsarapedals (https://x.com/sarapedals) よりペダルレビューのご依頼をいただきました。 ■はじめに 僕のブログを普段読んでいただいている方にはお分かりかとおもいますが、特段音が良い!とか、忖度…

BEHRINGER / UZ400 ULTRA FUZZ レビュー

ベリンガーのファズ。これではなく、SF300 SUPER FUZZのほうが有名ですね SF300はBOSS FZ-2のコピーモデルですが、UZ400はBOSS FZ-3のコピーのようです コントロールはLEVEL、TONE、FUZZの3つ。モードスイッチ等も無く 特に書くことも無いくらいシンプルで…

JAM PEDALS / RATTLER BASS(V1)レビューとRATTLERとの比較

ギリシャのハンドメイドブランドのベース用ディストーション ですが、名前からもわかる通りRATTERをベース用にチューンされたもので つまりベース用のRATです。 もともとRATはベースで使用されることも多いため、需要に沿った バリエーションモデルだと思い…