小規模な回路から繰り出される剥き出しのローファイ・ノイズ系ファズで00年代〜10年代初頭にかけてブームになったdevi everからHyperionと並んで初期の代表的なモデルのひとつ。
コントロールはvolumeとintensityの2つ。
devi everの2ノブモデルは特にコントロールの表記に意味はなく、音量となんか音が変わるツマミの2ノブ構成だと考えておくと楽です。
トランジスタ4石のファズで、製品紹介等ではビッグマフのような…という表現が散見されます。
実際弾いてみるとまぁ…たしかに…intensity最小ではトーン11時にしたマフ みたいなムームーした感じ。に加えてゲート感もあってクリーンなアンプに合うガレージィな太いファズです。
太い音が安定して持続する感じやプレーン弦でもグイグイくる感じは気持ち良いです。
intensityを上げていくとオクターブがだんだん追加されていき、スーパーファズっぽいミッドスクープとビチビチ感が付加され、段々とゲート感も薄くなってノイズが出てきます。
最大だと完全にオクターブファズになりますが、意外とまとまりがありノイジーながらも使いやすい感触。
インピーダンス関係なくバッファや他の歪みの後でもちゃんと太いのが魅力的です。
球数は少ないですが、ファズ好きであればおすすめ出来ます。
はじめてのファズ にも使いやすいかも。