DOD / FX80B Compressor Sustainer レビュー

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DODのコンプ。赤橙色にグレーの印字がクールですね。

元は同シリーズ内 FX80という2ノブのモデルがあり、本機はそこにATTACKノブを追加した改良型になります。

後期型は大胆にもATTACKノブがRELEASEノブに変更されており、印字通りの効果ならコンプとしてほぼ別物の使い心地になりそう。

今回のレビューはATTACKノブのついた初期型のみになります。

 

コントロールはLEVEL ATTACK COMPRESSIONの3つで一般的なコンプ。

かかり自体は一部を除きかなり自然で

COMPRESSIONを上げてもパツパツすることはしますが、基本クリーン音の出過ぎるダイナミクスを狭めて上品にまとめ上げたり、

後段の歪みに自然と圧を加えたりする使い方が向いています。

音量は少し小さめ。というかDODのこのシリーズって音量に余裕あるモデル少ない気がします。

 

ただATTACKノブが曲者で、他のコンプより素直に効いてくれません。というのもこのコンプ、弾いた感じリリースタイムが異様に長く、

アタックを遅くしても弾き始めの最初の一音だけスルーして後はずっと掛かりっぱなし…みたいな現象が起こります。

ので、特に特別な意図がなければATTACKノブは最大(アタックタイム最速)付近推奨。

 

以上。リリースが長い分滑らかな音は結構他には無いかも。後期型も試してみたい。

 

おまけ 中身

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