エレハモのLittle Big Muffは生産時期によってvolumeノブとsustainノブの位置が逆になっているものがあるらしい
— つの (@midorinotsuno) 2022年2月25日
みなさんはLITTLE BIG MUFFのノブの順番が
バージョンにより違うことをご存知だろうか
僕は最近Twitterで知りましたが、海外の掲示板ではちょいちょい語られているらしいです。
ちなみにオリジナルサイズのマフは一貫して
左からVOLUME TONE SUSTAINの順番で
大抵のLITTLE BIG MUFFもそれに準じているのですが、ごく初期のLITTLE BIG MUFFのみ
SUSTAIN TONE VOLUMEの順番です。
※左側が後期(VTS順)、右が初期(STV順)
基板には左の後期がEC-D2rE、右の初期にはEC-D2 Rev.Bと表記あり、
おそらくバージョンはA, B, C, D, Eの5バージョンは最低でもあるっぽいので結構変更が多い機種ですね
後期型の基板はオリジナルのマフと同様トランジスタ4石ですが、初期は6石で変わってます。面白い。
すいません、訂正します。
— 守口大根 (@moriguti_frenzy) 2022年3月8日
右がチップトランジスタ+チップダイオード
左がフルサイズのダイオード+チップダイオード
で、両方とも4石だと思います。
自分リトルビックマフは持ってないんで画像だけの判別になりますがご参考までに。
パーツの構成について、Rettich Effect Online Shopの守口氏よりご指摘いただきました。感謝!
どちらもマフの基本はまもりつつ、引き回しとパーツのセレクトで音が
変わってきている感じでしょうか。
初期(Rev.B)と後期(Rev.E)の音の違い
全てのノブをセンターにして鳴らすと圧倒的に初期の方が音量がデカい!…のですが、これは
ボリュームポットのカーブによる違いで、オリジナルサイズのマフも丸(ホッケーパック)ノブ以降は小音量で調整できるカーブに変更されているので時代の流れかなと思います。
カーブが変わっているだけなので、ノブ最大では音量に差はありません。
歪みの深さもほぼ同じか初期型が少し深いくらいで、一番の違いはトーンシェイプ。
初期はローエンドが豊かで音がどこか飛び出ている感じがなく自然、後期はハイミッドをピークにしつつローをきもちタイトにまとめてギュッと固めた、整理された音像です。
後期は音が結構作り込まれている感じで、単体で使ったり音抜けを重視するならこっち。
初期はフラットな分埋もれますが、マフらしい滲み感やローファイな雰囲気、低域の豊かさを求めているなら良い選択肢かもしれません。
以上。そんなに変わらないだろと思ったら結構違ってびっくり。
昔初期持ってた人や後期しか知らない人は探して弾いてみると新しい発見があります。