VOODOO LAB / OVERDRIVE レビュー

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VOODOO LABの初期モデル。

前回レビューしたSPARKLE DRIVEとの関係性についてよく話題になっているのを見かけますが、

SPARKLEはTS808ベースなのに対し、本機は

DODの250 overdrive preampの初期型(色からグレーボックスと呼ばれる)を元にしているそうです。

 

音はかなり太い。ハイが削れてドライブというかファジーな歪みが加わります。

音量もとにかく大きく、音量変えずに使いたい場合はボリューム10時以下で調整することになりますが、若干ファジーな音像と強力な音量からチューブアンプのブーストに向いてます

ドライブノブを上げていくと歪みが増えると共にハイが上がり、最後の1.5目盛くらいで一気に歪みとハイが増し、暴れた音に。

シングルコイルでも十分に歪み、弾いてる感触はファズフェイスに近い歪みとしてのファットさを感じました。ただ、ファズフェイスより低域は飽和していないため、フロントでも十分に音が作れるし、ドライブマックスでも低域はなくならないためずっと音が太い。

 

ギターのボリュームノブへの追従性はそこまで高くないものの、絞っても使えるクランチサウンドになります。

 

おそらくインピーダンスで音が変わるタイプですが、低ゲイン時にコード感がはっきり出るくらいで、使えない音にはなりにくいです

 

以前何度かリイシューのDOD250をもっていましたが、ほぼ別物といって差し支えなく、

特にファズっぽいふくよかさと音量の大きさが特に違います。

系統としてはblack cat の od-1をもう少しオーバードライブに寄せた感じかも

 

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ちなみにfulltoneのOCDの元ネタはこのペダルらしいですが、手持ちのver.1.7とはなんとなく方向性で似た部分を感じるものの、別物です。

VOODOO LAB OVERDRIVEにジャキジャキ感とコードの分離感、オーバードライブ的な特性を混ぜたのがOCDに感じます。

(OCDでも初期バージョンだと似てるという噂もあり。誰か検証してください。)