ブティック系のメーカーですが、
何気に10年以上続いていて定番化してるモデルも多いです。
このKARMA SUTURE(KamaSutraではない)は
どうやらInterfax Harmonic Percolatorを参考に作られたモデルらしく、コントロールも増えておりただのコピーではなさそう
Harmonic Percolator自体は試したことがないので、いつか弾いてみたいですね。
コントロールはINPUT OUTPUT DIODES DENSITYの4つ。聞き慣れないコントロールがいくつかありますが、操作してみるとわかりやすく、簡単にいうと
INPUTはゲイン
OUTPUTが音量
DIODESがどれだけクリッピングさせるか
DENSITYは歪の前段でローカットできるようなツマミです。
この4つを使って音をつくるんですが、
OUTPUT以外の3つのノブ全てが歪の質感と歪の深さに関わってきます。
まずINPUTはインプットゲインなので下げるとクリーン、上げるとディストーションからファズまで
DENSITYは上げると低域がカットされずにファズフェイスっぽいブリブリした歪みとローが追加され歪みやすく、下げるとローがカットされRATのようなぎゃりんとしたクランチになりキャラの幅が広いです。
DIODESは上げると音量を犠牲にして歪みを深くスムーズになり、下げると音量が上がりますが音像が膨れすぎて単体では良い音が作りにくくなる印象。
その場合はブースターとして活躍します。
この3つのノブが音の範囲が広く、思ったより幅広い音が作れますが
トーンが無いのがいい意味で潔いのか、悪い意味で融通が利かないかといった
感じで気に入るか気に入らないかはすぐにわかると思います。
ゲルマニウムバージョンはもう少し音が柔らかいそうなので、その二つを弾き比べられる環境があればトーンの違いで選ぶのが良いかもしれません。