Jim Dunlop / JH-1FW JIMI HENDRIX WAH FUZZ レビュー

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80年代後期からJIMI HENDRIX SYSTEMというシリーズ名でファズやワウをリリースしてきました。

本機はワウとファズが一体になったワウファズで、プレミアこそついていないですが妙にレアです。

通常のワウペダル部分の他に、筐体横にファズのゲインノブ、ファズのオンオフスイッチ、ワウとファズの順番を切り替えるスイッチがあり

裏蓋にはファズのボリュームノブがあります。

同じシリーズのファズフェイス的なポジションのJH-2sとワウのJH-1を組み合わせた感じらしいです。

筐体上にはワウとファズのLEDがそれぞれあり

ワウとファズは完全独立(ワウをオフにしてもファズは一緒にオフにはならず、逆も然り)

ワウの音はかなり特徴的、というか現行のクライベイビーに比べて重心がかなり下かつかかとより少し踏み込んだ部分にきついピークがあり

フィルター的な雰囲気とビンテージワウにあるような音がクワっとしゃくるような雰囲気が同居しています。

ファズの方はおそらく前段にバッファが追加されたファズフェイスで、ギターボリュームへの反応は悪く、クリーミーさに欠けますが、

ハイが出る荒々しいしい音が出て、コード感もあります。

また、ゲイン最少にするとファットなクランチになりこれがかなり使いやすいです。掛けっぱなしにしてプリアンプ的に使うのも良さそう。

 

ワウとファズを組み合わせた場合、通常のファズフェイスの前段にワウを繋ぐとうまくかからなかったりするんですが、これは前述のバッファのおかげかちゃんと効きます。ゲインマックスで荒めに使うのも良いですが、ゲインが浅めだとワウの特性が増幅される感じでそれはそれでグッドです。