2008年にカナダのバンクーバーで発足したブランドの多機能ファズ。
ブランドは健在の様で、他の機種がサウンドハウスで注文できます。
コントロールの表記が独特で、
ブースター(bloom)、2種のファズ(fuzz1.2)、トーンコントローラ(shade)を搭載しており、
そのON OFFをスイッチで切り替えられるようになっています。
bloomのみをonにすると少し毛羽だったフルレンジブースター
fuzz1はファズフェイスのような圧縮感と扱いやすい纏り、ボリューム操作
内部トリマのゲインを下げるとファジーなオーバードライブになり、これもまた美味しいです。ジャガーやジャズマスに合いそう
fuzz2は上と下が過剰に出るビチビチとしたハズレのスーパーファズのような汚いファズ
shadeはBIGMUFFスタイルのミッドスクープ感のあるトーンです。
下のノブのbloomはブースターのレベル、shadeはトーン、buzzはマスターボリュームで
fuzz1とfuzz2のゲインは内部にトリマがあり、
設定によってはfuzz1とfuzz2を組み合わせた時に発振します。
操作が難しい様に見えますが、慣れると意外に直感的に使え、しかも用途が広いです。
例えば、bloomとshadeだけをONにしてマフ的なトーン回路を搭載したブースターとしてもつかえるし、
逆に全てをONにしてフルアップにしても破堤せず、よく考えられて設計されてます。
ちなみにbloomはfuzz1.fuzz2より前に配置されており、fuzzと一緒にONにするとファズをブーストし、ゲインのような操作ができます。
全てをONにした時の音はマフっぽく、前段の歪み受けはもちろん、このペダル自身をブースターにしてもかなり味があるというか、ファズとしてのキャラを保ちながらしっかりブーストしてくれるので見かけによらず万能機種。
尖っていますが、同時にこれ一個持っていけばなんとかなる系のペダルでもあります。
fuzz1.fuzz2のゲインノブが外に出たデラックスバージョンも最近出ている様できになるところ。