guyatone / TZm5 Torrid Fuzz レビュー

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グヤトーンのマイティマイクロシリーズのファズ。

このシリーズを最後に、グヤトーンは営業を終了しましたが、最近海外で復活されたようです。めでたい。

このシリーズは電池蓋が前のネジを取れば開けられるようになっていて結構便利です。

 

何系の音でもないようなファズで

強いて挙げるならば同社のFUZZ2000に似てます。

ジャリジャリしていて少し飽和感があるがどこか昔のディストーションのような、モロモロ、ガラガラとした印象。

ファズフェイス、トーンベンダー、ビッグマフなど有名な海外系ファズに通じるクリーミーさはありません。

ただ、このガラガラとした音の存在感は結構強く、ライブよりも収録等でこの音が選択肢にあるとなかなか良さそうです。箱物のギターに合いそう。

 

トーンが歪み具合に関係します。フルでブチブチ系、下げれば柔らかめ

中央に+と-の表記があるスライドスイッチがありますが、-側にすると低音がフェイズアウトされたかのようにガッツリ消えてチープな音色に。

 

エフェクトON時にのみ効くインプットアッテネーターもあり、ゲイン幅は割と広め。

思い切り歪ませるのも良いですが、歪み控えめに設定してファズの後味が香るクランチにするとかなり渋くて良いです。

 

欠点は音が小さめ。ds-1くらいなのでアンプを若干歪ませて音圧を稼ぎつつ、アンプの歪みと合わせると良い感じに太いです。