PEDAL SHOP CULTに(https://www.cult-pedals.com/)主導で復刻したファズ。
詳しい説明は割愛しますが、CULTのHP内にあるスペシャルインタビューページで
メーカーのあらましや復刻の経緯などが読めるので、気になる方は是非
現在在庫ない状態で僕自身も現時点での入手は諦めていたんですが、今回OGAさん(https://littlefurythings.hatenablog.com/)
よりお借りすることができたので今までのレビューラインナップから浮いてますがウキウキでレビュー。
マフ系のファズらしく、コントロールも
左からレベル、トーン、サステインとオーソドックス。
音量は通常のマフと同程度。
こういうブティックのマフ系は、大抵ある年代のヴィンテージマフの再現か、
コントロールを追加して操作性を高めるか、
現行のマフを元にさらに暴れさせて攻撃性を高めるかだと思うんですが、
このMOTHERの場合は暴れるマフを大人しくさせるようなチューニングがされている感触です。
そもそも通常のマフと比べて中域のスクープがなく、ミドルが出ます。
その出てきたミドルが実音感を持っているので、マフとオーバードライブを並列でミックスしたような音orマフの粘りと倍音だけを抽出して原音に乗せたような音になります。
個人的にはマフのミッドスクープ感がマフの一番の特徴と思っているので、マフ系が?と言われると違うように聴こえる。
上記のミドルが無くならない特性から、
音が引っ込んだり急に派手になりすぎて制御不能になったりすることはなく、
あくまでバンドアンサンブル内で安定して抜けるようなチューニングがなされたファズです。
トーンも抜けに関わる部分を直接操作できる感じで、かなりライブ現場、実践向きのファズに思います。
マフが大好きというより、マフの抜けに不満を持っているか、マフが好きになれないという人にこそおすすめできるファズだと思います。