Keeley / Luna Overdrive レビュー

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過去モディファイブランドの雄として一世を風靡していたKeeleyですが、最近は自社製品も充実してきてペダルメーカーとしても定番になっている感じがします。

 

このLuna OverdriveオペアンプとJFETを使用した歪みペダルであること以外は情報が少ないです。

コントロールはハイ、ローの2EQと

ドライブ、マスターの4ノブに加え、キャラクターの調整を行うClassicとModdedのスイッチ

歪みの質は少なくともTS系ではなく、オーバードライブにしてはエッジがあって硬めの印象。

あと低域の歪み方がかなりモロモロといった低ゲインのファズのような腰砕け感があるため、ローノブは下げめで調整すると良さそう。

2EQのハイ側は歪みの後、ロー側は歪みの前に効いてそうな感じもあり、ローを操作すると歪みの飽和がなくなります。

 

ドライブノブは幅が広く、ドライブ最小でも音は出るタイプ。

大体9時前後がジャキっとしたクランチになりますがそれ以降は飽和しながら歪み、最大でツイードアンプをフルアップしたような歪みに。

最近試した中だと9時くらいではproco RATに、それ以降ではempress germ driveに似てます。

音伸びがかなり良く、聴覚上の歪み量から想像できるサスティンより意外に伸びます。

ギター側の出力によってかなり歪み量が変わるわりにギター側のボリューム反応は鈍め

 

ボリュームは過不足ない感じ。結構大きめに聴こえます。

 

モードの切り替えは結構派手に音が変わりますが使い勝手は変わらない印象。

Classicはハイとローが控えめでミドルが残り

歪み方に落ち着きがでてTS系に少し寄せたRATという感じで、Moddedはハイの分離感とローの暑苦しさを追加したようなRATというかんじで、混ぜた時の抜けや好みによって使い分けると良さそうです。

 

以上、個人的にはmodedモードのドライブ9時前後のクランチ設定がジャキジャキしつつリフもそのまま弾ける音圧とサスティンもありメインの歪みとしてお気に入りです。