Marshall / EH-1 ECHOHEAD レビュー

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ブリティッシュアンプの代名詞、天下のマーシャルが2000年代後期にリリースした多機能デジタルディレイ。

 

このシリーズはノブが鏡面反射してどこを指しているのかわかりにくく、しかも指示線のマーキングが剥がれやすい欠点があるので、

上からシールなど貼って対策するのが吉

ディレイタイムは最長2秒、モノラルインステレオアウトで、アウトプットをモノラルで使う場合は上のアウトプットはトレイルなしのトゥルーバイパス、下のアウトプットはトレイルするバッファードバイパスになります。

インプット端子の下にある端子はタップテンポ用のインプット。結構融通が効く仕様ですね。

モールは全部で6種類

1.デジタルディレイ

2.アナログディレイモデリング

3.テープエコーモデリング

4.マルチタップ

5.リバースディレイ

6.モジュレーションフィルターディレイ

で、全体的にディレイ音が控えめ。ディレイレベルはMIXではなくディレイ音の音量で、だいたい14〜15時で原音とイコール。

1のデジタルディレイモードでも1回目のリピートから既に音が丸まっていて柔らかく、派手ではないですがかなりアンビエントな雰囲気があります。

アナログモードでもリバーブ的に使えたりしてあっさりとした中に空間としての奥行きが感じられるような音。

テープエコーのモデリングモジュレーションディレイの範疇ですが、かなり穏やかにピッチが揺れる感じで、モジュレーションとしての効能より雰囲気を重視したチューニング。

リバースとモジュレーションフィルターはリピート多め、レベル低めに設定して原音と分離させパッド気味に使うとたゆたうような雰囲気が出ます。

時にモジュレーションフィルターはコンパクトで搭載されている機種はなかなか見ないので、これ目当てに買ってもアリ。

ディレイタイム短くしてリピート最小にするとビブラートとフェイザーのあいのこみたいになってこの使い方も楽しいです。