AKAI / HEADRUSH E-1 レビュー

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AKAIの多機能ディレイandルーパー

基本原音に忠実なデジタルディレイですが、

イカットコントロール、タップテンポ対応、

最大4出力、使いやすいルーパー機能…などなど、

かなり使い勝手が良く、かつ拡張性も高いディレイです。

 

デジタルディレイモードとテープエコーモードがありますが基本の音は一緒でクリアなデジタルディレイ。テープエコーモードにしてもワウフラッターやモジュレーションは追加されませんが、マルチヘッドという機能で4つのディレイ音が少しずつずれたタイムで多重式に鳴ります。

BOSS rrv-10など多機能系の空間系に搭載されているマルチタップディレイというやつですね。

4つのディレイ音に合わせてディレイ専用のアウトプットが4つもあり、全てをアンプやミキサーに繋ぐと全身を包まれるような、液体が流れるような超立体的ディレイサウンドを体感できます。

これは一度はやってみたほうがいいです。

ミニアンプに繋いでも感動すると思う。

 

ディレイそのものの音質はデジタルながら細くない。MAXONのAD-900に似た自然な太さがある。

ディレイの減衰具合を調整できるレシオノブを左に回しておくと存在感があり、太い音になる傾向。

 

ルーパーモードは詳細な操作説明は省くけど

操作するスイッチは2つのみ、長押しや同時押しなどの面倒な操作はなく直感的。

つなぎ目を自然にループさせるのがかなり簡単で、ルーパー苦手な人でもすぐに使いこなせると思います。

個人的にはLINE6 DL4のルーパーモードより使いやすいと思います。

 

あとビッグマフくらいでかいけど意外と軽く、

アダプタも通常の9vなので取り回しが非常に良いです。後継機種のE2もあるので、いつか違いを比べたいですね。