Subdecay / ECHOBOX レビュー

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PT2399を使ったデジタルディレイ。

モジュレーション付きでテープエコー的なサウンドデザインという触れ込み。

 

ディレイそのものの音は若干高域が丸みを帯び、

減衰するほどに歪み感が増す感じで、全体的に柔らかくかつ力強い感じ。

空間を埋めるというよりかはドライ音も含めて一本の太い帯にするかのような一体感があります。(分離が悪いわけではない)

ディレイ音のレベルは最大でドライ音とイコールくらいになるBOSSタイプ。

リピートのツマミが絶妙で、最大まで上げると発振はするんですが、発振にいかないくらいのリピートを高く保つ設定がしやすいです。

ちょうどibanez DE7のような感触で好印象。

 

モジュレーションはディレイタイムにもよりますが、自然なかかりから酔いそうな変調まで自在で、セッティングも用意。

全体的に直感で操作しやすいモデルだと思います。

 

モジュレーションディレイとしての音は先述の帯のような太い存在感があるディレイ音が相まって、揺れているというよりキラキラしてたゆたっているような質感が気持ち良いです。

リピート多め、レベル下げめでモジュレーションの川を作るような使い方が好みでした。

 

キルドライ出来ないことと、ディレイタイムが最小もダブリングくらいになるのでコーラスやビブラートとしては使用できまぜん。

 

最後に、トレイル(エフェクトOFF時にディレイ音を残すかぶつ切りにするか)が選択できるスイッチがあります!100点!!