2021-01-01から1年間の記事一覧

Fairfield Circuitry / Randy's Revenge レビュー

カナダ ケベック州にあるメーカーのリングモジュレーター サウンドハウスのポイントが溜まっていたので購入。そう、ブティック系ですがちゃんとサウンドハウスで買えるんです。 リングモジュレータの詳しい説明は省きますが、超高速and深度でトレモロを動作…

Subdecay / ECHOBOX レビュー

PT2399を使ったデジタルディレイ。 モジュレーション付きでテープエコー的なサウンドデザインという触れ込み。 ディレイそのものの音は若干高域が丸みを帯び、 減衰するほどに歪み感が増す感じで、全体的に柔らかくかつ力強い感じ。 空間を埋めるというより…

UNION TUBE & TRANSISTOR / TSAR BOMBA レビュー

ツァーリ・ボンバはソビエトの世界最大の水爆。 日本語に訳すと爆弾の帝王。 ロシアンマフからノイズを抑えレベルを上げたようなモデルらしいです。 バンドでバブルフォントのロシアンマフを 使っており、そのスペアに使用できるものを探している過程で入手…

CUSACK EFFECTS / Sub Fuzz レビュー

どぎつい色、オリジナルデザインのチキンヘッドノブ、ソフトクリックスイッチが特徴的なCUSACKのサブオクターブファズ。 明確にMXR BLUE BOXの改良and機能拡張版です。 BLUE BOXの暴れるサブオクターブ追従、 ファミコンサウンドのような音のニュアンスはそ…

Z's Design Electronics / Z's Drive Special レビュー

日本のブティックメーカー Z's Designによる ハンドメイドオーバードライブ。 あまり情報がなかったんですが、東京の楽器店 Guitar Shop Z'sによるオリジナルブランド?のようです。 つい最近までHimmelstrutzのFETTOの兄弟的なものかと思ってましたが関係は…

Noel / Voile と Victoire レビュー

2017年発売。マフ系ファズと内部基板の精密さに定評がある日本のメーカーです。 なぜかここ2〜3年、この2機種をハードオフで見かける機会が多く、気になっていたので購入。 赤い方がオーバードライブのVoile(ヴォワール) 青い方がディストーションのVictoir(…

guyatone / MM2 METAL MASTER レビュー

グヤトーン マイクロシリーズのハイゲインディストーション。 塗装に凹凸があり禍々しい割にフォントがかっちりしているバランスがなんともかっこいいです。 コントロールはレベル、ゲインと中域を3段階カットできるスイッチ(1番上のポジションでミドルフラ…

H.B.E / FULL METAL JACKET レビュー

TSをゲインアップさせてメイン歪みとして使えるまで昇華させたパワースクリーマーや、 厳選されたゲルマニウムトランジスタを使用したトレブルブースターのゲルマニアなどで当時注目を集めていたブランドのHomeBrew Electronicsから 今回は2chのハイゲインデ…

danelectro / Cool Cat Chorus と Milkshake Chorus

ダンエレクトのコーラス2種 左の大きいやつがCool Cat、右の小さいのが Milkshakeです。 ■Cool Cat 18v駆動、ステレオアウト(モノラル可) 90年代にリリースされたコーラスで、後期は9vに仕様変更されたらしいです。 音はBOSSのCE-2系。元ネタより気持ち薄味…

Hao / RUST DRIVER (初期赤)レビュー

以前レビューしたプレキシマーシャル系ODの RUST DRIVERは緑色のモデルが有名ですが、 初期は赤色でアダプタが使えず電池のみ、モード切り替えスイッチも無いという無骨な仕様でリリースされていました。 所持している緑のRUST DRIVERはモード切り替えが筐体…

JHS / Cheese Ball Fuzz レビュー

当ブログ初のJHS 元ネタは90年代のブティックブランドLOVETONEのBIG CHEESEというファズ。 国内外問わず方々のアーティストに人気があったそうですが、現在は生産されておらず、ブランドも存在しません。 僕は本家のBIG CHEESEを所持していないので、Cheese …

Carl Martin / Compressor Limiter レビュー

前回に引き続きカールマーチン。 今度はコンプです。 コンパクトサイズにスタジオレベルのコンプを落とし込んだものらしく、オプトコンプ?かは不明ですが コンプのかかり具合によってLEDが点灯します。 コントロールは左から THRES → スレッショルド COMP →…

Carl Martin / Blue Ranger レビュー

カールマーチンのテキサススタイルODらしいです。 テキサス、青筐体、Ranger、、、そこから想像できるペダルといえばTS、BD-2、レンジマスター色々あると思いますがこれは ディストーションに近いODで、少なくともTSではないです。 どちらかと言うと若干ミド…

BOSS / DD-6 Digital Delay レビュー

2002年発売のデジタルディレイ。 最初に言っておくとディレイはトレイルします。(OFFにしても残響がブツ切れにならない) やったね。 ディレイタイムのモード切り替えがありますがディレイとしての基本的な音色は一つ。原音に忠実でクリアな良いデジタルディ…

danelectro / pastrami over drive レビュー

ダンエレの食べ物シリーズ。今回はODです。 こういう安物のODと言うとどうせTSからなんかのコピーだろうとたかを括っていましたが、 クリッピングにLEDを使用したオーバードライブ/ディストーションのようで、 非常にパンチがある感じにまとまっています。 …

electro-harmonix / Pulsar レビュー

エレハモのトレモロ。リクエストによりレビューです。ありがとうございます コントロールは左からSHAPE、RATE、DEPTH スイッチは矩形波か三角波かの切り替えで、SHAPEノブは矩形波の場合は音が小さくなる(矩形波の谷)時間の長さを、三角波の場合は頂点の傾き…

Hao / RUST DRIVER レビュー

愛知が誇る国産メーカーHaoのアンプライクディストーションペダル。 初めて買ったマーシャル系ペダルがこれだったような気がします。 当時は調整が難しく、しかもマーシャル系か? と疑問が出てきて一度手放してしまいましたが再挑戦。 コントロールは高域の…

electro-harmonix / Small Clone リイシュー初期 レビュー

ビッグマフと並ぶ、エレハモの象徴的なコーラスエフェクト。 80年代にリリースされ、末にディスコン 同社倒産後、米エレハモ商標を買い戻した後に復刻されましたがリイシューが始まったのが何年ごろかは不明。 Small Cloneで検索するとリイシュー仕立ての頃…

Danelectro / CF-1 COOL CAT FUZZ V1 レビューとV2との比較

00年代末に安値、メタルボディ、トゥルーバイパスをウリにしてリリースされたシリーズ。 どれも有名機種からのコピー+αのようなサウンドデザインで好評でしたが、リリースしてしばらくしないうちにV2として仕様変更され、 コピー元に怒られたのでは?と噂が…

Earth Quaker Devices / Crimson Drive レビュー

EQDのレビューは2回目。 ゲルマニウムトランジスタとゲルマニウムダイオードによるOD兼ブースターです。 現在はディスコン。筐体も少し大きくなる前のMXRサイズ。 簡単に言うとオーバードライブとして使える ゲルマのトレブルブースターといった感じで 音は…

Marshall / SHRED MASTER レビュー

元々はメタル/ハードロック向きのハイゲインディストーションとしてリリースされましたが、 今ではオルタナギタリスト必携ディストーションとして人気です。 音は今の感覚で考えると意外と歪まないというか、ハイゲインではありますが激歪みというよりは自然…

mid-fi electronics / overdrive レビュー

clari(not)やdemo tape fuzzなど特徴的なエフェクターを多くリリースする米国メーカー これは名前の通りシンプルなオーバードライブです。 チューブアンプのレスポンスを得られるようなチューニングにされているらしく、実際チューブのようなコンプレッショ…

electro-harmonix / #1 Echo レビュー

お馴染みのエレハモ…と思っていたら 今年に入ってエレハモのレビューやってなかったみたいです。ワオ タップテンポもなく、モジュレーションもない ただ音を繰り返すだけのシンプルなデジタルディレイで、最大2000ms(2秒)のロングディレイが可能なのと、ディ…

Z.VEX / FUZZ FACTORY レビュー

90年代末から00年代初頭にリリースして以降、著名アーティストがこぞって使用したことによりファズの復権とブティックメーカーの流行の一翼を担いながらも ベルクロファズ的な設定や自己発振できることからいわゆる「変態系」ファズの元祖として親しまれてき…

Hao / Royal Rumble レビュー

愛知が誇る国産メーカーHaoの珍しいモデル ネットを探しても有益な情報はほとんど見つかりませんでした。 1loopのループセレクターの後段にブースターが付いた構成(ループはバッファの無いパッシブ)で 内部の基板を見る限り、ブースト部は同社のダンブルアン…

MAXON / OD-808 レビューと似ているものたち

Ibanezが1979年にリリースした伝説的名機 オーバードライブの元祖、TUBE SCREAMER TS-808のMAXON名義の機種で、 名前の表記以外は同じものです。 (当時はIbanezのエフェクター製造はMAXONが行っていました) これは80年製のオペアンプがJRC4558Dタイプ 気合い…

どっちを買うべき?(エフェクター雑記)

長い歴史を持つエフェクターは、バリエーションモデルや時期違い、または一度生産終了の後リイシューとして復刻するなどで同じだけど別の個体というモデルが多々あります。 今回は独断と偏見のもと、今まで手に入れた似たようなエフェクターを2種類並べ、ど…

Animals pedal / Diamond Peak Hybrid Over Drive レビュー

2021年1月発売のオーバードライブ マフ系のモデルで有名なSkreddy Pedalsが回路設計されているようです。 まず値段が普通の国産系やブティックペダルと比べてお手頃なのでどんなもんかと思っていたんですが、全体的に仕上がりが上品です。 さらさらした塗装…

RADIO MULE / ELECTRIC BEARD レビュー

ワシントン州タコマのブティックメーカー、 RADIO MULEの新作ファズ。 どうやら基本は最終期の黒ロシアンマフに ミドルコントロールを付け、もういっちょおまけにスーパーファズを並列で混ぜるmixコントロールをつけた悪魔のようなファズ。 ボリューム、トー…

過小評価されている/まだ評価されていないエフェクターたち

去年の初め頃からつらつらと書き続けていましたが とうとう100記事目になりました。 三日坊主なのでここまで続くとは思わず、 少々浮ついた気持ちですが、これからもマイペースにやっていこうと思います。 今回はブログの総集編兼まだまだ良さが知られていな…