お馴染みのエレハモ…と思っていたら
今年に入ってエレハモのレビューやってなかったみたいです。ワオ
タップテンポもなく、モジュレーションもない
ただ音を繰り返すだけのシンプルなデジタルディレイで、最大2000ms(2秒)のロングディレイが可能なのと、ディレイレベルがエフェクト音だけを弄るものではなく、原音とのミックスのため、キルドライできるのが特徴でしょうか。
結構しっかりとデジタルディレイで
くっきりはっきりしていますが、硬い感じがなく、空間が広がるような音で減衰音も細くなく良い感じです。
ディレイタイムの操作感が特徴的で、12時くらいまではスラップバック程度の短いタイムを微調整でき、12時から14時くらいまで実用的なデジタルディレイのタイム感、14時以降はロングディレイと、大雑把に設定できるカーブをしています。
細かく調整するのには向かないですが、結構直感的に使えて良く
特にスラップバックからダブリングの調整はかなりしやすく、ディレイタイムで音を積極的に作ることができます
機能としてはこんなもんですが、このディレイ、
デジタルでくっきりしているのにも関わらず結構音が滲んでいい感じに埋もれます。
というのも、ディレイのミックスを原音と5対5くらい付近では全体の音量が小さく引っ込んでるのが原因ですが、
この奥まって引っ込んでる感じはむしろ長所で、
歪んだギターで掻きむしれば一瞬でシューゲチックな遠くでなってるジュワジュワしたギターの壁を作ることができます。
この状態からさらにミックスを上げるとバイパス音よりディレイが大きくなり、同時にドライ音が引っ込むため、アタックだけリバースディレイのようなニュアンスが得られてそれも美味しいです。
新品で買うのはちょっとリスキーかもしれませんがおすすめのディレイです。ぜひ