mid-fi electronics / overdrive レビュー

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clari(not)やdemo tape fuzzなど特徴的なエフェクターを多くリリースする米国メーカー

これは名前の通りシンプルなオーバードライブです。

チューブアンプのレスポンスを得られるようなチューニングにされているらしく、実際チューブのようなコンプレッションがあります。

コントロールはボリュームとドライブ、歪みの圧縮率を変えるスイッチがあり、左に倒すと音量が下がる代わりに歪みが増します。

内部には白いLEDが一個大きく組み込まれておりこれでクリッピングしている模様。

かなり派手に光る。

 

しばらくひいてみて気づいたんですが、これはオーバードライブというより荒く歪むコンプに近いです。

音がかなり圧縮されつつ全体の音が上がり

特に低域が安定して出続けているのでチューブ的なフィーリングになるんだと思います。

クリーンから浅いクランチまでなら自分が弾いたどのエフェクターよりチューブアンプっぽい。

ドライブを上げると音が破堤していき、ブリブリした、ファズに片足突っ込んだような音になりクリーンアンプでは扱いづらいですが、

メインの歪みか、アンプのクランチに合わせる

ゲインブースターとして真価を発揮します。

かなり太く圧縮されているので、コードと単音弾きの音圧差がなくなり追加でブースターを踏まずにバッキング音のままソロも弾ける優れものです。

もちろん、前述のようにドライブを浅めに設定してクリーンアンプと組み合わせてもアルペジオや単音が活きるのでおすすめです。

 

不思議な感触のODですが、慣れると使いやすいと思います。