FULLTONE / FULLDRIVE 2 レビュー

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フルトーンのフラッグシップOD

弾いたことなくても名前は知ってるとか、

一昔前に使っていた人が多すぎて辟易していた

という思い出がある人もいるんじゃないでしょうか。

フルドライブは年代によってかなりバージョンの違いがあるらしく、これは90年代後期から00年台初期のモデルで、ボリュームノブを引っ張ることで歪み部分のコンプをカットするモードだけがあるバージョン。

 

ノーマルモードドライブ側は基本TS系の範疇だが、あまりミドルに寄りすぎておらず

ローが出て歪みが強め。トーンをあげてもキンとこないのはTS系ならではだが、全体的にダークなトーン

軽い音にはならず、基本柔らかく力強い音像

ブースト側は音の並びでドライブ側の前固定

純粋なゲインブースターで、腰砕けせず、キャラも変えずにそのままゲインが上がる感じ。

ドライブ側がオンになっていないと効かない(ブーストのみ単体使用は不可)ため、クリーンからドライブとブースト両方ONのハードなオーバードライブの切り替えか、単純にドライブ側の歪みとサスティンアップに使うと良さそう。

 

ボリュームノブを引っ張りコンプカットモードに切り替わるとクリッピングをバイパスするので

音量がかなり上昇。歪み量も減りますが、

歪みの質もガラリと変わり、粘りとパンチがさらにあるBD-2のようなサウンド

ハム、シングルどちらでもクランチ設定で

コードをジャカジャカかき鳴らすのに向いています。

コンプカットモードでブースト側を使用した場合はさらに音量と歪み量が上がるためソロやリフも取りやすく、非常に実践的

人気の理由がよくわかるODです。