長い歴史を持つエフェクターは、バリエーションモデルや時期違い、または一度生産終了の後リイシューとして復刻するなどで同じだけど別の個体というモデルが多々あります。
今回は独断と偏見のもと、今まで手に入れた似たようなエフェクターを2種類並べ、どっちが良いかをシンプルに書いていきたいと思います。
BIGMUFF リイシューvs70年代3rd(最終ディスクリート期)
リイシューにも種類があるのですが、今回は丸ノブ トゥルーバイパス採用以降のモデルを参考に。
まず両者とも音はかなり違う感じで、3rdがピーキーでハイ上がりなのに対し、リイシューはファットで重心がかなり低め。
どちらもちゃんとファズの音がしていますが、キャラがそもそも違うので
リイシューになれた人が3rdに触れるとしっくりこない場合もあるかも。
リードで攻撃的な音が欲しいなら3rd、コードで音の壁作ったりマフ単体でいなたい歪みとして使うならリイシューが向いています。
同じLM308オペアンプでも製造元が違うので
音も違いがあると言われているケース。
ざっくりいうとモトローラは安定したローと倍音のクリアさ、ナショセミはパワー感がありミドルを感じる。
個人的にはモトローラが好きですが、そもそもRATは微妙な音のディテールが個体によって違うので、弾いて気に入ったものを探すのをお勧めします。
micro POG vs POG2
nanoもありますが今回はmicroで。
POG2にあってmicroにない機能は
上下2オクターブ
8個までのメモリー機能
オクターブ上と原音に効くデチューンコーラス
スロウギア
ローパスフィルター
フィルターのレゾナンスプリセット
以上、ほぼ別物ですね。microは原音、オクターブ上、オクターブ下のみで、デチューンやフィルターなどは使えません。
この時点でPOG2の圧勝なんですが、オクターブの音はmicroの方が若干馴染みやすい気がします。
特にオクターブ下はPOG2だとクリアなで音が邪魔をして5.6弦の単音がボワつくかんじがあります。
単純にオクターブ上下だけ使うのであれば
micro POGがお勧めですが、オクターブ以外の機能に惹かれているならPOG2はお勧めです。
micro amp ヴィンテージ vs 現行
以前レビューでほとんど違いはないと書きましたが、やはりヴィンテージのほうが気持ちフラットで奥行きがある感じがします。
特に他の歪みなどと組み合わせると顕著ですが、基本はどちらもマイクロアンプなので
あまり無理してヴィンテージ探す必要はなし。
現行はよくできてます
DOUBLE MUFF 旧筐体 vs 現行
これも音は両者非常に近いですが、シングルモードは旧筐体の方が温かみがあり滑らかで自然。
ダブルモードは若干現行のがドンシャリ気味のように聞こえるけど比べると違いは薄く、同じ運用ができます。 ギターボリュームへの反応もどちらもOK
シングルモードを使うなら旧筐体、ダブルモードはどちらも良く、あとはスペースや見た目の好みの問題になりそう。
以上。他にも何かリクエストがあればゆるく比較していきます。