EQDのレビューは2回目。
ゲルマニウムトランジスタとゲルマニウムダイオードによるOD兼ブースターです。
現在はディスコン。筐体も少し大きくなる前のMXRサイズ。
簡単に言うとオーバードライブとして使える
ゲルマのトレブルブースターといった感じで
音はかなり特徴的。
ローがカットされますが粘りがあり、ファズ的なニュアンスも、少しMXR distortion + の風味も感じられる。
トレブルブースターらしく中高域にピークがありますが、前述の粘り感とピークの緩やかさ、
さらにコードの分離感が足されて
トレブルブースターなのにメイン歪みとしても
使えるポテンシャルがあり新感覚です。
ガラガラした歪みの質感はツイード系のコンボアンプを連想させる音。
ギターボリュームの追従は並ですが、前段バッファの影響をあまり受けないのも特徴。
トーンは通常のハイカットではなく、バイアス調整のような感じもあり
トランジスタの飽和感と一緒にハイミッドが強調されていきます。
クランチアンプと組み合わせる
トレブルブースターとしてセオリー通りの使い方をしてもかなり良いです。
通常のトレブルブースターではカリカリしすぎる場合におすすめ。
音量も十分ありちゃんとブーストしてくれます。