日本のブティックメーカー Z's Designによる
ハンドメイドオーバードライブ。
あまり情報がなかったんですが、東京の楽器店
Guitar Shop Z'sによるオリジナルブランド?のようです。
つい最近までHimmelstrutzのFETTOの兄弟的なものかと思ってましたが関係は無いです。
元々ノーマルのZ's Driveという、いわゆるランドグラフDODから始まる3モードTSの類型モデルがあり、そこから機能拡張したものと思われますが、その割にはクリッピング切り替えのスイッチはなく
EQがトレブルとベースの2バンドになり
DRIVEの他にPREGAINというツマミが追加?されています。
音は原音の混ざったようなザリっとしたドライブサウンドはTS-808を彷彿とさせますが、
意外にミドルによってなくてジャキッとしてます。
しっかりプレゼンスも出ていてこもっても無いのでメイン歪みとして使った方が得意そうな感触。
特にPREGAINを上げ目にすると反応が良くトランスペアレントな分離感があるのでおすすめです。
DRIVEを上げると荒さがでて少し軋んだファットなオーバードライブになるので、バランス良く混ぜていくのが吉。
PREGAINは最小だと音が出なくなるので12時くらいから上げ下げしてみると良いかも。
DRIVEとPREGAIN最大でもディストーションみたいにはなりません。あくまでODです。
2バンドのEQの効きは緩め。特にBASSは低域の量というよりは低域の密度というか、ニュアンスみたいな感じ。両方とも目一杯上げたり下げたりしても破堤しません。
ちなみに背面に内部昇圧スイッチがあり、18ボルト駆動ができたりします。
18ボルトは個人的に元気すぎるというか、押しが強かったので9ボルトが好みでした。
以上。バランス取れていてかなりハイクオリティなODです。
いつもバンドではRATの歪みを9時にして使っているのですが、DRIVE9時、PREGAIN15時でそれに近いニュアンスを感じました。
DRIVEを最小にしてPREGAINを適宜調整するとプリアンプ的な使い方もでき便利です。