Hao / RUST DRIVER レビュー

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愛知が誇る国産メーカーHaoのアンプライクディストーションペダル。

初めて買ったマーシャル系ペダルがこれだったような気がします。

当時は調整が難しく、しかもマーシャル系か?

と疑問が出てきて一度手放してしまいましたが再挑戦。

 

コントロールは高域の調整スイッチとレベルのみ。

ゲイン固定ですが、レベルを高めに設定すると粘りが出てくるような印象です。

高域の調整スイッチはwarm(こもり気味)、normal(バランス型)、bright(高域強調のジャリッとした音)の3モード。

環境によってはnormalでもこもり気味に聴こえるかもですが、どのモードでも雰囲気が出ています。

brightがスタックアンプ風だとしたらnormalとwarmはコンボアンプのような感じ。

 

音はしっかりとマーシャルでした。

ギャリっとしたハイミッド、中低域のむっちりした感じはJCM800あたりを彷彿とさせます。

ギターは選ばないですが竿の個性がかなり出る上に、バッファなどでインピーダンスが変わると音がハイ寄りになってしまうので、歪みを深くしたい場合は後段に何か挟むかギターのピックアップを変える必要あり。

ファズフェイスのようなローが豊富に出るファズとは相性が良いです。

あとLPB-1とも相性良いな。古い設計のペダルと組み合わせやすい、まさにアンプのような質感。

 

ギターボリュームへの反応が良いので、歪みを下げたい場合は手元で操作が基本になります。

サスティンもおまけはされないので、気合いで弾くスタイルが向いているペダルです。

 

コードの分離は良いですが、リード向きながっつりとした音なのであまり綺麗なバッキングには向かない感じです。バッキングとソロを区別しない、骨太な弾きまくり系ギタリスト推奨の歪みです。