CMATMODS / Signa Drive レビュー

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アメリカ テネシー州のブランド。

元々はモディファイを中心に行なっており、00年台後期あたりからオリジナルペダルが主力になったよう。

ブラウンサウンドを再現したBrownieが特に評価が高いですが、このSigna Driveも製作者自ら最高傑作と称するほど完成度が高いと評判でした。

 

オーバードライブであることと標準的な3コントロール、3ポジションスイッチから

元ネタはランドグラフのDOD…つまり

ブティック系3モードTSの系譜にあります。

3モードTSはいくつか試したことがあり、あまり良い印象はよくありませんでしたが、

Signa Driveはたしかにバランスが取れていて完成度が高いです。

(ちなみに本家のランドグラフ DODは試したことないです。高すぎる…)

 

3ポジションスイッチは下が歪み強く、音量小さい

真中が歪みが弱く、音量が大きい

上がその中間です。

製品紹介文等にはダンブルモードやマーシャルの音色が…とか書かれている場合がありますが

CMATMODS自身は公言しておらず、代理店側の脚色のよう。

 

基本どのモードでも元気でハリがあるサウンド

コードの分離もよく、とにかくメインの歪みとしてBD-2やOCDと十分勝負できるようになったTS系って感じがします。

ミドルはしっかり出ていますが鼻つまみになるほどは出していない感じで、これも使いやすさを意識してのことでしょうか。

ですがメイン歪みに特化しているわけでもなく、ブースターとしても優秀で、純粋にゲインアップして歪みをゴージャスにしたような音になります。

メインにもブーストにも使いやすいのはロー〜ミドルの調整が絶妙なんでしょうか。

逆に前段のブースターを受けるのはあんまり向いてないです。

Signa Driveをメインで使う場合、歪みを増やしたいなら後段に歪みを置くのがおすすめ

 

なんというか普遍的な「良い音」で、あまり時代感や癖みたいなものが無く、割とどのジャンルでも行けそうな雰囲気があります。

強烈な個性は無いですが、メインの歪みで迷っていたり、素直なブースターが欲しい場合は強くおすすめします。