ファズ

BLACKOUT EFFECTOR / FIX'D FUZZ レビュー

2008年にカナダのバンクーバーで発足したブランドの多機能ファズ。 ブランドは健在の様で、他の機種がサウンドハウスで注文できます。 コントロールの表記が独特で、 ブースター(bloom)、2種のファズ(fuzz1.2)、トーンコントローラ(shade)を搭載しており、 …

VOODOO LAB / OVERDRIVE レビュー

VOODOO LABの初期モデル。 前回レビューしたSPARKLE DRIVEとの関係性についてよく話題になっているのを見かけますが、 SPARKLEはTS808ベースなのに対し、本機は DODの250 overdrive preampの初期型(色からグレーボックスと呼ばれる)を元にしているそうです。…

YAMAHA / DI-03 HARDIST

ヤマハPSEシリーズのディストーション。 ハードなディストーションだからHARDIST...? 名前からするとメタル系ディストーションだと思われがちですが実はかなりしっかりとしたマフ系で、単体で使えそうなまとまり感や歪みの密度からMAXONのD&Sと質感が似てい…

ELECTRO FAUSTUS / GUITAR DISRUPTER V.2 レビュー

ELECTRO FAUSTUSは通常のエフェクター筐体に入れたドラムパッドや光センサーで操るテルミン、その他オシレーター等、エフェクターというよりノイズマシンやミニシンセの設計を得意とするメーカーで、このGUITAR DISRUPTERもギターの音を壊し、倍音まみれに再…

ひとくちレビューその1

記事にできていなかったペダルをまとめてレビュー Flickinger Tone Boxes / Germanium Griffin Fuzz Boost 一言で言えば1ノブのファズフェイス系ですが 音は本家の倍くらいデカいので、アンプを十分にプッシュすることができる。 ゲルマらしい暖かさみと飽和…

Jim Dunlop / JH-1FW JIMI HENDRIX WAH FUZZ レビュー

80年代後期からJIMI HENDRIX SYSTEMというシリーズ名でファズやワウをリリースしてきました。 本機はワウとファズが一体になったワウファズで、プレミアこそついていないですが妙にレアです。 通常のワウペダル部分の他に、筐体横にファズのゲインノブ、ファ…

UNION TUBE & TRANSISTOR / TSAR BOMBA レビュー

ツァーリ・ボンバはソビエトの世界最大の水爆。 日本語に訳すと爆弾の帝王。 ロシアンマフからノイズを抑えレベルを上げたようなモデルらしいです。 バンドでバブルフォントのロシアンマフを 使っており、そのスペアに使用できるものを探している過程で入手…

CUSACK EFFECTS / Sub Fuzz レビュー

どぎつい色、オリジナルデザインのチキンヘッドノブ、ソフトクリックスイッチが特徴的なCUSACKのサブオクターブファズ。 明確にMXR BLUE BOXの改良and機能拡張版です。 BLUE BOXの暴れるサブオクターブ追従、 ファミコンサウンドのような音のニュアンスはそ…

Noel / Voile と Victoire レビュー

2017年発売。マフ系ファズと内部基板の精密さに定評がある日本のメーカーです。 なぜかここ2〜3年、この2機種をハードオフで見かける機会が多く、気になっていたので購入。 赤い方がオーバードライブのVoile(ヴォワール) 青い方がディストーションのVictoir(…

JHS / Cheese Ball Fuzz レビュー

当ブログ初のJHS 元ネタは90年代のブティックブランドLOVETONEのBIG CHEESEというファズ。 国内外問わず方々のアーティストに人気があったそうですが、現在は生産されておらず、ブランドも存在しません。 僕は本家のBIG CHEESEを所持していないので、Cheese …

Danelectro / CF-1 COOL CAT FUZZ V1 レビューとV2との比較

00年代末に安値、メタルボディ、トゥルーバイパスをウリにしてリリースされたシリーズ。 どれも有名機種からのコピー+αのようなサウンドデザインで好評でしたが、リリースしてしばらくしないうちにV2として仕様変更され、 コピー元に怒られたのでは?と噂が…

Earth Quaker Devices / Crimson Drive レビュー

EQDのレビューは2回目。 ゲルマニウムトランジスタとゲルマニウムダイオードによるOD兼ブースターです。 現在はディスコン。筐体も少し大きくなる前のMXRサイズ。 簡単に言うとオーバードライブとして使える ゲルマのトレブルブースターといった感じで 音は…

Z.VEX / FUZZ FACTORY レビュー

90年代末から00年代初頭にリリースして以降、著名アーティストがこぞって使用したことによりファズの復権とブティックメーカーの流行の一翼を担いながらも ベルクロファズ的な設定や自己発振できることからいわゆる「変態系」ファズの元祖として親しまれてき…

RADIO MULE / ELECTRIC BEARD レビュー

ワシントン州タコマのブティックメーカー、 RADIO MULEの新作ファズ。 どうやら基本は最終期の黒ロシアンマフに ミドルコントロールを付け、もういっちょおまけにスーパーファズを並列で混ぜるmixコントロールをつけた悪魔のようなファズ。 ボリューム、トー…

VOX / V829 TONE BENDER レビュー

90年代にVOXがリイシューしたトーンベンダー MK1.5のファズフェイスの元になったバージョンを基本に開発されており、ちゃんとゲルマニウムトランジスタが2基搭載されています。 前段にバッファがあるとポテンシャルを活かせないタイプ が、音はトーンベンダ…

WAY HUGE / FAT SANDWICH レビュー

現在JIM DUNLOP内ブランドのWAY HUGEですが、90年代に数年間生産された伝説のブランドという位置付けでした。 ダンロップ復刻前のオリジナルモデルは今でも高値で取引されていますね。 FAT SANDWICHはダンロップ復刻後に新しく設計されたモデルのようですが…

Stomp Under Foot / Silver Foxx レビュー

マフクローンで評価の高いアメリカのガレージメーカー。 新発売らしく、柄にもなくreverbで海外から買ってしまった。 本機は70年代アッパーオクターブファズの名機として名高いfOXX ToneMachine を元にしたファズ。 オリジナルのToneMachineと比較すると、オ…

Flying Teapot / FUZZ レビュー

日本のメーカー、マーシャルそのまんまな見た目の59preやライン状のLEDが印象的なRaindeerをリリースしてますね。 筐体の作りもさることながら、箱が豪華で高級感あります。 ゲインを上げる+スイッチ ブチブチ言わせるゲートノブ 低域をカットするハイパスス…

BOSS / FZ-3 FUZZ レビュー

BOSSのファズ。最近技クラフトで復刻するかしないかでざわついていました。 結果技クラフトはトーンベンダーだったんですが、BOSSのFZ-2、FZ-3も非常に良いファズなのでどこかで復刻してほしいなと思ったり。 FZ-3はBOSS的に何かのコピーモデルではなく 昔の…

BIXONIC / Expandora レビュー

丸い金属の筐体が特徴的なペダル。 いくつかバージョンがありますがこれは初期の3ノブバージョン。 内部のスイッチでモード切り替えができる ブースター/オーバードライブ/ディストーションで、説明書では推奨されていない設定は ファズモードと呼ばれ、ユー…

Voodoo Lab / PROCTAVIA レビュー

カリフォルニアのブランド。パワーサプライが有名ですね。 元はツアー用の機材関係製造している会社のエフェクター部門らしいです。 値段もそこまで高くなくブティックというよりはマスプロ寄りな感じあります。 タイコブレア社のオクタヴィアのコピーで、 …

electro-harmonix / MICRO SYNTHESIZER レビュー

80sエレクトロ・テクノマシンであると同時に、空間系以外の出来ること全部を詰め込んだアナログマルチ。 実際はプリアンプ、マフ系ファズ、アッパーオクターブファズ、サブオクターバー、スロウギア、トリガーフィルター(オートワウではない、かなり太く複雑…

guyatone / PS-030 FUZZ DISTORTION レビュー

80年代グヤトーン PSシリーズのファズ。 このシリーズはコントロール部分に金属のプレートを使っていたことから銀パネシリーズと言われたりするんですが、このFUZZに限りパネルもツマミも真っ黒。 鮮やかなオレンジと組み合わさってかなり強そうな見た目。 …

BuGG FX / raincoat レビュー

アメリカ ジョージア州のブランドのファズ サウンドハウスで売っていたので余っていたポイントで購入。 簡潔にいうとマフ系、それもロシアンを元にしているような印象のファズディストーション。 まんまコピーではなくいくつか味付けがあり ・暴れすぎるロー…

guyatone / TZm5 Torrid Fuzz レビュー

グヤトーンのマイティマイクロシリーズのファズ。 このシリーズを最後に、グヤトーンは営業を終了しましたが、最近海外で復活されたようです。めでたい。 このシリーズは電池蓋が前のネジを取れば開けられるようになっていて結構便利です。 何系の音でもない…

Phantom fx / MOTHER レビュー

PEDAL SHOP CULTに(https://www.cult-pedals.com/)主導で復刻したファズ。 詳しい説明は割愛しますが、CULTのHP内にあるスペシャルインタビューページで メーカーのあらましや復刻の経緯などが読めるので、気になる方は是非 現在在庫ない状態で僕自身も現時…

MXR/CAE / MC402 BOOST/ODのレビューと活用方法

MXRとCAE(Custom Audio Electronics)のコラボシリーズとして2000年代終わりから10年代始まりくらいにリリースされたモデル。 オーバードライブの後段にクリーンブーストが付き、それぞれ独立している BOX OF ROCKと同じ機構で使い勝手も良く、クリーンブース…

SOVTEK(electro-harmonix) / BIG MUFF π (Russian Green Bubble Font)

90年代、SOVTEK名義でロシアにて 生産されていたビッグマフ 当時はバリエーションモデルとしてでは無く ちゃんとしたビッグマフとして発売されていたと考えるとなかなか味わい深いですね。 95年前後の、バブルフォントと呼ばれている バージョンです。 音は…

danelectro / EISENHOWER FUZZ

ダンエレクトロの新作ファズ。 2019年7月ごろ発売。このシリーズはfOXXのtonmachineやibanezのmostortionなどのコピーも出していて狙いどころがなかなかシャープですね。 このアイゼンハワーファズはshin-eiのsuper fuzzを元にTREBLEとBASSの2EQを追加したモ…

Prescription Electronics inc. / Rx OVERDRIVER

アメリカ、オレゴン州のメーカー 70年代に登場したCOLOR SOUNDのPOWER BOOST/OVERDRIVERのコピーモデルで マスターボリュームが追加されています 今回の個体はLEDなし、電池駆動のみのもので おそらくメーカー発足時の90年代製 オリジナルのOVERDRIVERはプレ…