Flying Teapot / FUZZ レビュー

f:id:nota_p:20210104195727j:image

日本のメーカー、マーシャルそのまんまな見た目の59preやライン状のLEDが印象的なRaindeerをリリースしてますね。

筐体の作りもさることながら、箱が豪華で高級感あります。

 

ゲインを上げる+スイッチ

ブチブチ言わせるゲートノブ

低域をカットするハイパススイッチがあり、

音の幅が広い

基本の音ははファズフェイスのような粘り気があって太いファズサウンドですが、

グリーンなアンプと相性が良いというか、

ファズフェイスより単体での音が完成されている印象です。

 

ギターのボリュームに対する反応も良いですが、完全にクリーンになるわけではなく、

ファズっぽいカサカサ感を残したカミソリのように鋭いクランチで、かなりオルタナティブ

特にバイパススイッチが押されている時に顕著で、

ボリュームフルで野太いファズサウンドからボリュームを絞ってコードが映えるギョリッとする歪みに切り替えることができて、両方の音色が演奏する上で武器になりやすいチューニング。

 

+スイッチはゲインアップと説明にありますが、一気にファズライトやファズマスターなどのブチブチ、ミチミチした出口で詰まっているようなサイケファズになり、この音もかなり完成度が高いです。

しかもこのスイッチが入った状態でもギターボリュームを絞ると鋭く濃ゆいクランチが飛び出してくるのが驚き。

 

あと+スイッチを押している状態だとノブの位置次第では発振します。

 

以上、見た目以上に作れる音が多く

高級感とはうらはらな野蛮さを兼ね備えたファズで、

ファズ初心者よりファズフリークたちにかなりおすすめしたいペダルです。