Stomp Under Foot / Silver Foxx レビュー

f:id:nota_p:20210105191536j:image

マフクローンで評価の高いアメリカのガレージメーカー。

新発売らしく、柄にもなくreverbで海外から買ってしまった。

本機は70年代アッパーオクターブファズの名機として名高いfOXX ToneMachine を元にしたファズ。

オリジナルのToneMachineと比較すると、オクターブオンオフをフットスイッチで切り替え可とアダプタ、LEDが追加されており使いやすくなってます。

また、筐体の塗装がTone Machineリスペクトで

オリジナルのカーペット地を意識したざらつきのある塗装になっていて雰囲気あります。

 

加えてトーンノブに改変があり、オリジナルはハイカットですが、Silver Foxxは下げるとドンシャリ、上げるとミドルと飽和感が増す感じ

Death by AudioのFUZZ WARのトーンノブの挙動に似ており、独特ですが、ダイナミックに効きます。

f:id:nota_p:20210105195909j:image

愛用しているリイシューのToneMachineと比較

歪み方はSilver Foxxの方が過激で太く、音量も大きめです。特にオクターブオフの設定では

Silver Foxxはマフと勝負できるくらいラウドなファズです。

ToneMachineリイシューはトーンがハイカットなので音のイメージが変わることなく調整でき、かつ抜けが良いです。

 

オクターブアップの追従性やシンセのような過激なサウンドは両方に共通しており、

オクタヴィアとはまた違ったオクターブ感を味わえる良いファズです。

 

以上、Tone Machineとは挙動が違うトーンがあるため、本物の代わりにはならないですが、

しっかりTone  Machineの特徴を捉えつつ実践的な仕様になっているので、使いやすいと思います。