DNA ANALOGIC / SMOKY FUZZ レビュー

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90〜00年代に人気を博した国内メーカー、DNAのファズ。

人気だった時期が個人ブログやSNSが浸透し始めた頃だったからか、このメーカーのモデルは

検索すると今でも結構レビュー記事を探せます。

 

コントロールはVOL SENSE  FUZZ 

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中を見てみるとトランジスタは使っておらずオペアンプが一基…どうせマフかファズフェイス系だろと思っていたので意外。

 

音はオクターブ成分は無く、マフともファズフェイスとも取れる太い音ですが、適度に高域も出ているため、低域が渋滞してムームーならないのも良いところです。

SENSEはミッドコントロールのような動きをし、フルでミッドスクープされたマフっぽい音になり、つまみを戻していくほどミドルが出て音量が上がり歪感が減る感じなので始めはSENSEをフルにして徐々に戻しつつ音が抜けるポイントを探すと良いかも。

SENSEつまみ位置による音量の差をリカバリするためかボリュームは結構大きいというか余裕があります。嬉しい。

 

 FUZZつまみは最小でクリーン。そこから少し上げるとぎらついたクランチになり、9時前くらいからスイッチが入ったかのように野太いファズになります。クランチの状態だとRATに似ていて、これが好きな人も多いかも。

 

ギターボリュームへの反応は、上記のクランチ状態まではよく反応しますが、それ以降になると絞ってもあまり良い利き方はしません。(中域だけ残り、過剰にモコモコするかんじ)

ので、クランチにしてRATのようなディストーションとして使うか、単体でファズとしてつかうのが良いと思います。

 

前段に何か組み合わせる場合は結構相性があります。

元々高域が元気なペダルの後につなぐと何故かハイが強調される感じがありました。

TSなどには合います。

以上。 FUZZとSENSEの兼ね合いで思ったよりバリエーション広い音を作れますし、キャラも立った面白いペダルです。

 

中古価格では気持ち高めですが、試す価値はあると思います