Tokai / TFL-1 FLANGER レビューとフランジャーの使い方

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ギターメーカーTokaiのフランジャー

初期型?中の作りが丁寧で中古価格にしては満足感が強いです。

BOSSのBF-2に似た感じの、少し大人しめなアナログフランジャー 。太さというよりかは爽やかさが印象に残る感じですが、しっかりと揺れる感じのバランスは良い。

 

ところで皆さん、フランジャーってどんな印象ですか?

ジェットサウンドで飛び道具!も代表的な使い方の一つですが、そればかり目立ちすぎて

フランジャー=派手でキワモノでべつに使わないかな…って印象の人も多いのでは。

今回はセッティング例を通していろいろな使い方を紹介できればと思います。

※各コントロールの詳しい説明はしませんが、

本機TFL-1を例に説明すると

DEPTH=音程の揺れ幅。あげるとウニョウニョ

SPEED=揺れの速さ。下げる=コーラス・フランジャー 、上げる=ビブラート

MANUAL=ものすごく短いディレイタイム設定。下げると太くコーラス的に、上げると爽やかでフランジャー的に

FEEDBACK=金属感。基本0から初めて欲しいところまで上げる

これをもとにフランジャーのサンプルセッティングを紹介します。

 

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爽やかなコーラス

FEEDBACKを最小にするとコーラスの代わりとして使用できます。もともとコーラスが登場するまではフランジャーで爽やかな音を出していたそうです。お好みでRATEを下げてもOK

 

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暗めの揺れるコーラス

MANUALを下げることですこしダークな雰囲気になります。

これもRATEはお好みで

FEEDBACKを上げてRATEを下げるとスタンダードなフランジャーになります。

 

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金属的なフィルターとして

DEPTHを最小にすると揺れ幅がなくなるため、超短いディレイがかかっているようになり

フィルター感が出ます。MANUALで帯域、FEEDBACKで金属感を付加

この状態で歪みを前段に置くと音がラウドになります。独特な質感にもなるので、かけっぱなしにしたり、ソロやリフで使っても良いかも

 

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発振

DEPTH、FEEDBACKを全てMAXにすると光線銃のようなビヨビヨビヨとした発振をするフランジャーが多いです。RATEをリアルタイムでいじってサイレンのように鳴らすのもアリ

 

以上、フランジャーはパラメータが多い分、いろいろな設定で使えるエフェクターなので、探求する面白さがあると思います。使わず嫌い、持ってるけど使いこなせない…という方は是非上記セッティングを試してみてください。