BOSSの最初期デジタルコンパクトエフェクター
DD-2と中身が一緒の時期のものでデカいデジタルチップを積んでいます
横一列にスペースが空いている部分がそれ。
本当にジャストサイズ。
DD-2リリースの経緯とDD-3登場の理由は色んなところで語られているので割愛。
調べてみるとデジタル技術進歩の過渡期にあったんだなぁと思えて面白いのでぜひ調べてみてください。
日本→台湾製造になるタイミングくらいでチップが変わっており、音にも変化があります(後述)
音はシンプルなデジタルディレイ。
3つのレンジとタイムノブからディレイタイムを設定して鳴らすと籠っていないクリアな
ディレイが返ってきます。
ピッチの揺れもないので本当にシンプルなディレイです。
ちなみに DD-3はどのバージョンでもディレイ音はOFFにするとぶつ切りでトレイルしません(DD-2も同じ)
機能面では台湾製DD-3と変わらないですが、
大きな違いは音。日本製のDD-3はディレイの減衰の仕方がフラットかつ存在感があり太いです。
RolandのSDE-2000という古いラックのデジタルディレイを持っているのですが、そのディレイの特徴とよく似ていて、
リピートの最初の一音目は原音に忠実なんですが、二音目以降の減衰の仕方が角が取れてコロンコロンとした滑らかな音像になり、非常に音楽的な響きがします。
台湾製はどちらかというとデジタル感を活かして少し荒い音像(ヂュワンヂュワンみたいな)
になり、結構両バージョンで方向が違う感じ。
デジタルディレイってなんか薄かったりガビガビするよね。というイメージを持っている方におすすめしたいディレイです。
最近はDD-2含め少し相場も落ち着いているので買いやすいかも