Pearl / AD-08 ANALOG DELAY レビュー

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80年代前半に数年だけ展開されたエフェクターシリーズ。

Pearlはドラムで有名ですね。

以前ディストーションもレビューしましたが

(https://nota-p.hatenablog.com/entry/2020/03/22/200158)

同じシリーズです。

残念ながらノブはオリジナルではない

 

このシリーズ、どうやらノブは4つ以上という決まりがあるそうで、このディレイも例に漏れず4ノブ。

ディレイタイムとフィードバックのほかにドライとウェットを個別でレベル調整でき、これがまぁかなり便利です。

ドライウェットの各レベルは最大でバイパスより少し大きいくらい。

ドライレベルはバイパスに影響しないので、

ONにした時にあえて原音を埋もれさせたり、レベルを気持ち上げつつディレイ音をさりげなく鳴らしたり、なんならONにした瞬間にキルドライも可能。ディレイのかかるプリセットボリュームなどの変わった使い方もできて使い勝手が良いです。

 

ディレイ音はかなり丸く太い。地味さとは無縁の、主張し、積極的に空間を埋めてくるタイプ

文字で表すとトゥワンフワンフワンウワンゥヲォンオァン……

フワフワしていて雄大です。

太さで言えばMAXONのAD80にているかも。

PUシングルではかなり原音とディレイ音の音色に差が出るので、なじませたい場合はギター側のトーンを気持ち絞ると心地よくなると思います。

 

発振はしません。内部にトリマがあるのでいじればいけるかもしれませんが、

発信しない方がフィードバック目一杯あげても使えるので好きです。

 

このpearlのシリーズ、海外ではまぁまぁプレミア付いているらしく、どの機種でも1万超えてます。国内販売だけだったんだろうか。

ディレイは国内でも相場高くなってきているところがちらほら見受けられる

ので気になる場合は今がチャンスかも

 

1013追記

無音時にエフェクトONにすると割とポップノイズがデカく、

バイパス時でも音量が結構下がります。

故障か仕様かは不明ですが音は良いんだよな…悩みどころ