electro-harmonix / germanium OD レビュー

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ゲルマニウムトランジスタを使用したオーバードライブ/ブースター

https://youtu.be/EVoMyws_V98

発売当時、この動画のブチブチして完全に壊れている音を聴いてゲラゲラ笑っていた記憶があるのですが、最近レビューサイトなどで

再評価されているのを見かけ購入。

 

結果、かなり使えるブースターです。

コントロールは右からゲイン、バイアス、ボルトの3つで

ゲインをあげれば音量もあがり、ボルトを下げれば歪みが増え、バイアスを動かすとトーンと歪みの質、音量が変化したり、、

かなりコントロールに癖があり、連動しています。

ボルトは最大で9v、下げていくと電圧が下がってベルクロ的になるので、まずボルトの具合を軽く決めてからバイアスで音質を調整、最終的にゲインでちょうど良い音量にするのが作りやすいです。

 

音は、海外のブログで「ゲルマニウムウォーマーと呼びたい」と言われているのを見かけましたが、たしかにその通りで、クランチ設定ノ真空管アンプに絡めるとヴィンテージ的な質感と図太い歪みが加わり、ハム、シングル問わず良い結果が出ます。

 

60年代ギタリストの粘りみたいな音を求めてるならドンピシャ

アンプの歪みと絡めた時の感触は

純粋にブースター化したファズフェイスか

トレブルブースターから粘りだけを抽出した何か

という感じ。

 

ちなみに前段にバッファがあると少しハイが上がるくらいで操作性は変わらず

バイアス下げ目にすればそこまで影響はないです。

 

マフやその他歪みやファズのとの相性も良いです。

組み合わせで他の歪みをベルクロ的にできたりもしますが、こいつは前段もしくは後続の歪みに粘りと野性味をプラスすることに長けています。