BOSSの世界初コンパクトデジタルディレイDD-2より2年後の1985年発売。デジタル化の波が押し寄せながらもまだ完全にアナログからは脱却できていない時代のペダル
デジタル初期のディレイなので音が太く
アナログディレイのような質感…というのがネットでの評価、一部ではプチプレミア化しているところもある?が知名度はそこまで高くない。
音はクリアですが空気感があるというか、繰り返すたびに高域がすこしまろやかになる感じが今のデジタルディレイにはない自然さ
最近のディレイはアナログシミュレートやハイカットコントロールで簡単に角が取れた暖かいディレイは作れるんですが、デジタル初期の狙っていない高域の減衰が作り出す空気感みたいなのはなかなかこの時代の機種にしか出せないキャラだと思います。
が、決してアナログディレイのようではないです。全然くっきりはっきりしたディレイなのでスラップバック気味の短いディレイタイムでテープエコーのように使うかロングディレイでフレーズの一部として使うかが良いかと
弾きながらディレイタイムを変えるとすこし独特な変化をします。
ぶつ切りにもならないし、ちゃんとタイムによって連続的に音が変わっていくんですが、その変わる音がヌルッとしていて太い。
このために買っても良いのではというくらい個性があります。
ホールドモードがあるみたいなんですが使い方がわからなかった…