KEELEY / RED DIRT OVERDRIVE 通常版とゲルマニウム版の比較

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KEELEY RED DIRTとは?

モディファイの雄としても有名なKEELEYがリリースしたTSベースのオーバードライブ。

LOとHiの切り替えスイッチがあり、LOではスタンダードな上下バッサリ切られてミドルが暖かい純TS系、Hiではそこから発展させ

単体使用でのバッキングが活きるはじけるようなトーンと適度な圧縮と分離感が優秀な「メイン歪みとして使えるTS」とも言える音色のドライブペダルです。

あえて短所を挙げるとすれば、bd-2 やOCDよりは地味、ブーストに使う場合でもケンタウロスなどには劣ることと音量が控えめ、

メインのドライブに使えるとは言ってもあくまでTS系なので、独特のミドルの張り出しからくる中域だけ歪み切らないあの感じはあります。

とはいえ、ビンテージのTSにあるバランスの良さと倍音感の豊かさはさすが長年モディファイで人気を博してきたメーカーのチューニング力と言ったところ

 

RED DIRT germaniumはそのノーマルのRED DIRTを基にゲルマニウムパーツ(中身見てないですが多分ゲルマニウムダイオードだと思います)を使ったセルフモディファイで、

オリジナルにあったLO HIスイッチもオミットされてますが、HIのチューニングに非常に近いです

音量が気持ちオリジナルRED DIRTより控えめになっており、若干の低域が足され、歪み方が荒くなっているのが特徴で、低域の充実感と歪みの荒さから少しミドルが抑えられているように感じますがやっぱりTSっぽいミドルのクリーンさがあります。

ゲルマニウムとシリコンダイオードの違いがある機種としてはMXRのdistortion + とdodの250

の関係性がよく挙げられますが、RED DIRTはその2つの違いより音の差は少なく、本当に微調整程度に感じます。

 

Hiモードでスッキリしてジャキっとした音像が欲しい場合はノーマルのRED DIRT

ブースターとしてLOモードを使いたい場合もノーマル、

 Hiモードでよりふくよかでロックな歪みが欲しい場合はgermaniumバージョンを選ぶと良いかと思われますが、劇的な違いではないためどちらを買っても満足するはず