Marshall / The Guv'nor 英国製とGUV'NOR PLUSのレビューと違い

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1980年代にアンプメーカーとして有名なマーシャルがリリースしたオーバードライブ/ディストーション。初期はイギリスで製造されていましたがその後韓国製造になりさらに後年PLUSとしてモデルチェンジ。

マーシャルの歪みの音がすると人気だったようです。

全モデルに共通した音の印象はまさにマーシャルディストーション

ピッキングやギターvolの反応は現代のペダルと比べてあまり良いとはいえませんが、

ミドルを中心に分かりやすく歪む感じは気持ちが良いです。

 

◾️無印英国製とプラスの違い

ガバナー無印はボリューム、ベース、ミドル、トレブル、ゲインの3EQ 5コントロール

プラスはDEEPというベースよりさらに低い部分のコントロールか追加され、4EQ6コントロールになり、単純に操作感が違う。

無印はハイミッドに音が集まっていて、よく言えばナチュラルでスッキリ、悪く言えばベースコントロールがあまり効かない感じですが、

PLUSは逆にローミッドが中心になっているような腰の重さ(悪く言えばモソモソとしたこもった音)があります。

EQの効く帯域がPLUSの方が低めで、Qが広い印象。無印はQが狭めなのでEQが鋭く効きます。

EQの特徴もあってか、歪みの質も違って

無印はキレが良くしゃきっとしているのに対してPLUSはもっちりしている印象。加えてPLUSは歪みも少し深めなので、真空管の暖かくて深い歪み!みたいな音が作りやすいし、

無印も少しEQの設定がシビアですが、ブースターにもメイン歪みにも使える、単なるマーシャルシミュレーターの域を超えた名機であることも確か。どちらもキャラは似ているが方向性が真逆、使い心地も違うけど両方良い音です。

 

無印はトレブルを通常のエフェクターで言うトーンコントロールとして使い、ベースとミドルは補正として、

PLUSはDEEPとベースを0、ミドル5、トレブル10で設定してから、低域が足りなければベースを増やしていくところから始めると音が作りやすいと思います。