マクソンのディストーション。
遡ると同社D&Siiの系譜にあるようで、80年代にオリジナルがリリース。
写真の個体は風格がありますが、00年台のリイシューモデル。
音はエッジが立っており音量は小さめ
トーンはかなりハイ上がりで12時ではキンキンはサウンドになるがトーンを絞ると低域が出て来るので9時から10時くらいの設定でバランスが良くなる……
この特徴だけ見てるとBOSSのDS-1では?
となりますが、出音は結構違って
SD9の方はオーバードライブらしいニュアンスが加わった自然で奥行きがある歪みです
オーバードライブらしい、といってもミドルが出ているわけではなく、歪みの自然さと奥行き感がそう感じさせているのかな…ハムでもシングルでも良質な歪み方をします。
DS-1より歪み量は多くないですが、基本的な特性が似ているのでトーンを下げてメイン歪み、トーンを上げてアンプの歪みと絡めるなど使い方には互換性があります。
あと最大の特徴として、ギター側のボリュームでDIST最大でも綺麗なクリーン・クランチまで落とせます。
ボリュームが控えめなところが問題なく運用できれば、
RAT、DS-1に並ぶ、現代でも使えるディストーションの傑作です。