Pro Co / SOLO レビュー

f:id:nota_p:20200726191733j:image

 

近所のハードオフにかれこれ2年ほど眠っていて気になっていたので思い切って購入。

 

RATで成功したprocoが新しい歪みを作りたいという思いから開発されたディストーションらしいです

 

が、出音は結構RATに共通する部分あり。

左上のスライドスイッチは3段階のクリッピング切り替えで、右にスライドさせるほど音量が上がり、歪み方がゴリっとしてきます。

一番左のHOTモードは音量低め。マックスくらいから始める勢いで良い感じですが一番右のBURNモードでターボRATくらいの出力になります。

 

歪み方はRAT同様、低ゲインでジャキッとしたクランチになり、DISTORTIONを11時以上上げると独特のむちっとしたファズディストーションサウンドに。

さらにSOLOの最大の特徴とも言えるSCOOPとTONEで音を作り込んでいく感じです。

SCOOPはフルでRATと同じくらいのハイミッド感、下げていくと緩やかにミドルが下がっていく感じ。

TONEな時計回りで高域が増すタイプ(RATのFILTERと逆)で、RATとは違い、上げていくとかなり高域のジリジリした部分が出てきて、プレゼンスも一緒にいじってる感覚。

どちらも2時頃からよく効くようになります。

 

上記2つのコントロールから、RATにありがちなDISTORTIONあげると暑苦しくなりすぎる&音潰れすぎ、または低ゲインで音が抜けすぎて他のペダルとの相性が悪いなどの問題が解消されています。

 

歪み量はBURNでかなり深く、テレキャスのリアでもハムに繋いだのかってくらい腰が強く歪みます。

しかもそこまで歪んでもメタル感がなく、どの設定でもオルタナ的な滲みとファジーガリガリ感があってかなり良いです。

 

RATあんまり好きじゃない人にもオススメしたいペダルです。通常のRATのようなクランチ的な使い方でもSCOOPとTONEで作り込める強みがあり、クリーンでも歪んでるアンプのブースターにも良い効果を引き出せると思います。