90年代にVOXから発売されたディストーション。
本シリーズはオーバードライブもリリースされており、そちらはTS系のレンジを広げた感じと言われていて好評だったみたいです。
これも何か元ネタがあるはず と思い、軽く調べてみると、どうやらオペアンプを使用しており
歪みはTS系とディストーション+系の歪みがミックスされており、トーン回路がマフ系らしい
という記述を海外サイトで発見。
ドライブを上げるとディストーション、下げるとブースターとして有用…という意図での命名なのかもしれません。
真偽の程はわかりませんがなかなか興味深い仕様です。
音は高域がすこしささくれだって荒い感じがありますが基本すこしファズっぽくもあるビンテージな歪み方で、
ドライブを下げると急にサステインがなくなり、ガサっとした乾いたクランチに。
先程書いた通りオペアンプを使った歪みなんですが、すこし英国の香りというか
トーンベンダーの雰囲気が薄ーく香ってきます。
トーンな最小から最大まで使える幅が広く、9時か14時で太さかトレブリーさのキャラを選べる感じはやっぱマフのトーンっぽいです(マフよりは緩やかな効きですが)
クランチにしたアンプの歪みと絡めると高域のささくれも上手に馴染んで良い感じです。
あと意外とギター側のボリュームの反応が良いです。
クリーンになるけど気持ちチリチリした歪み成分が後に残る感じは哀愁があって良い雰囲気