国内外問わず人気なオハイオ州のメーカー
EQDが2009年にリリースした比較的初期のオーバードライブ。
音はしばしばアンプの歪みとは真逆のエフェクターらしい歪みと言われていますがそんな感じで、
distortion+やRATのような荒さを感じるディストーションやファズに近いエッジの立ったODです。
コントロールはGain、Level、WeightとCompスイッチ。
GainとLevelは普通の挙動ですが、
トーンコントロールにあたるWeightが少し特殊で、
右に回すほど低域が増え、ファズ感が増していきます。
おそらく歪みセクションの前にローカットコントロールが入っているような操作感。
12時以下にするとコードに映えるジャキジャキになったりフルにすると軽いファズフェイスのようなファットでサスティンが伸びるファズ 的な音色になります。
Compスイッチは+側に倒すとコンプ感と歪みが増しリード向きになります。
キャラクターは意外と大きく変わらないので弾きやすさやプレイスタイルに合わせて変えるといいかも。
音量は大きすぎず小さすぎず。
前段バッファの影響も受けなくてブースターのノリも良いためRATをはじめとした往年のクラシックディストーションの正統進化系といった感じで、特に歪みを浅くしてエッジのたったクランチを作るやり方にはぴったり。
エフェクターっぽい歪みが好きな方にはたまらないと思いますし、メインの歪みとして素晴らしいものです。
ブースターとして使用する場合、独特の音の硬さの部分で好みが分かれそうですが、
Weightコントロールでファット感や抜けを調整できるので使いやすいです。
以上、古めのエフェクターが好きな人はかなりハマると思います
見かけたらぜひ。