Fuchs / PURE GAIN PLUS レビュー

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 Fuchsは1999年創業

アメリカ、ニュージャージー州のメーカー

主に改造フェンダー系のアンプをリリースしており、2008年頃に日本にもエフェクターが入ってきたようです。

真空管を搭載したvalve jobやTS系のplush cream、いわゆる「エフェクターのダンブル系」のplush driveなどが当時有名だったらしいです。

 

今回のPURE GAIN PLUSは1ノブのクリーンブースターPURE GAINを二つのセッティングで使用できるバリエーションモデルで、

元になったPURE GAINもなかなか人気があったそう。

ノーマルのPURE GAINはMXRサイズくらいですがPLUSは

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かなりデカいです。BIG MUFFよりは大きく無いですが FUZZ WARとサイズが同じです。

 

コントロールはGAIN A BとA/Bの切り替えフットスイッチ「A/B」とエフェクト自体の切り替えスイッチ「BOOST」

A/Bスイッチで切り替えるとLEDが切り替わってどっちのゲインが適応されているかわかりやすく、BOOSTスイッチをOFFにしたバイパス状態では現在切り替えている側のLEDが点滅します。

バイパス時にLEDが消えると次にONにした時にわからなくなるため現場での使用を考えられた仕様だと思います。

 

A/Bで音の差はなく、同じブースト回路が2基中に入っています。

音はクリアながらゲインを上げると気持ち歪感が乗りワイルドです。

Z.vexのSuper Hard Onにニュアンスがかなり似ていますが、ノブを回してもガリ音がないので

回路は別物かも。

 

音量は最小でバイパスとイコールになるためバッファとしても使えます。

また、インプットが2系統あり、両方に繋いだ場合はレベル調整ができる2in 1outのA/B BOXとして使うことができます。

ギター2本の出力差を補正したり片方にギター以外の楽器を繋いだりいろいろできそう。

 

以上、ブースターとしてもバイパス、A、Bと3段階のレベル調整ができる頼れるブースターです。大きいですが、シンプルで頼れるやつです。